Story
03

マイナス思考だった自分を変えた「ブログ」との出会い

素敵なインテリアとかわいいイラストが人気のAmeba公式トップブロガーyukiさん、またの名を“ドキ子”さん。仲良しのトップブロガー・オギャ子さんとやりとりから、明るい印象の彼女ですが、ブログをはじめるまでは、「自身でも嫌になるほどマイナス思考だった」と言います。ブログを通して起こったyukiさんの変化について伺いました。

  • インタビュー
  • ブロガー
  • yuki(ドキ子)
    Ameba公式トップブロガー。シンプルで暮らしに役立つアイテムからインテリア、料理、元美容部員の経験を活かしたファッションやメイクなどオールマイティーなブログ「おうちと暮らしのレシピ~HOME&LIFE~」を執筆。BLOG of the Year 殿堂入りを果たす。
  • 三浦かえで
    2018年サイバーエージェント新卒入社。Ameba広告部門にて、新規広告プロダクト責任者に就任。その後ブロガーコンサル、広告コンテンツ制作責任者を経て、現在はAmeba事業部人事を担当。
  • 谷田川顕子
    2004年サイバーエージェント中途入社。広告進行管理やAmebaのゲーム、課金部署を経て、現在はトップブロガー運営局として、Ameba公式トップブロガーの活躍をサポート、企画運営等を担当。

「期待に応えたい」その想いで飛び込んだブログ

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

yukiさんとお呼びすればいいのか、ドキ子さんと呼べばいいのか迷いますが…最初に「ドキ子」の由来を教えてください。

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

「BLOG of the year(ブログ・オブ・ザ・イヤー)」に選んでいただいたときのことなんですが、当時はまだ今ほどはアクセスもない頃で、選ばれたことが恐れ多くて。実は、辞退しようかどうしようか迷っていたんです。

Ameba 三浦のサムネイルAmeba 三浦

「本当に私なんかでいいんですか?」って問い合わせをいただきましたね。

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

そう。悩みに悩んだ末、今後もっとがんばる糧としてお受けしたいと決めたものの、当発表の前日から緊張しすぎてご飯が喉を通らないという状況だったんです。それをオギャ子ちゃんに相談したところ「前日からドキドキしすぎ!」と言われて。これがきっかけで「ドキ子」になりました(笑)。

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

明るいyukiさんからは想像しがたいエピソードで驚きました。

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

昔はとにかくものごとをマイナスに考えるタイプだったんですよ。

それが変わったのは、ブログを書きはじめたからで。もしブログをはじめていなかったらずっとマイナス思考のままだったと思います…。

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

そうなんですか!?

では、まずブログをはじめたきっかけから教えてください。

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

おうち時間をうまく楽しめない時期があったので、毎日をもっと楽しく暮らせる工夫を発信できたらと思って、インテリアと料理がメインのInstagramをやっていたんです。

【画像】yukiさんインスタ
yukiさんInstagram
yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

そこにAmebaの方が「ブログもやってみませんか?」と連絡をくださったことがきっかけです。当時はブログを書いたことも誰かのブログを読んだこともありませんでしたが、私を見つけてくれてスカウトしてくれた担当の方の期待に応えたい気持ちが大きくて、はじめてみることにしました。

Ameba 三浦のサムネイルAmeba 三浦

Instagramからのブログスタートはめずらしいケースですよね。実際にはじめてみて、いかがでしたか?

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

映える写真がメインなインスタと、文章がメインになるブログとでは雰囲気がかなり違っていましたが、インスタの雰囲気そのままに、家の写真に文章を載せる形でブログを書きはじめてみました。

【画像】yukiさんご自宅の写真
yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

書きはじめて半年くらい経ったころ、「yukiさんって本当に存在するの?」と言う声をSNSやリアルでも聞くことがあって(笑)。

私という人間やリアリティが伝わっていないんだなと気付き、暮らし方の裏にある想いを伝えなきゃと思ったのですが、「私になんか誰も興味ないよな…」って思うとうまく文章にできなくて…笑。自分らしいブログを書くということは想像以上に難しく悩みながらブログを書く毎日でした。

オギャ子さんとの出会いが転機。「期待に応えたい」が原動力に

Ameba 三浦のサムネイルAmeba 三浦

どのように今のようなイラストを用いたスタイルになったのですか?

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

最大の出来事は2018年のブログの懇親会でオギャ子さんに出会ったことですね。

“ドキ子”というニックネームの名付け親(笑)

【画像】オギャ子さんとyukiさん
Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

懇親会、懐かしいですね。私の所属しているAmeba公式トップブロガー運営局では、アクセスアップのコツをシェアしたり炎上対策やコンサルティングをしたりする以外に、コロナ前はトップブロガーを集めたリアルイベントを行っていたんですよ。私たちもブロガーに直接会えるし、ブロガーどうしで横の繋がりをつくるいい機会になっていました。

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

イベント後、オギャ子ちゃんが引っ越すタイミングでインテリアの相談を受け、プライベートでも連絡を取り合うようになったんです。

私のブログを読んだイメージはただただ“素敵マザー”のイメージだったそうなんですが、「ドキ子はリアルでは面白いのに、それがブログには出てなくてもったいない!」って言われて。笑

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

そうだったんですね。

オギャ子さんとの出会いで印象に残っていることはどんなことですか?

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

ネガティブな反応がきたり、プチ炎上したりして「ブログ休もうかな?」と私が弱音を吐いたりした時の対応です。それまでは私が悩むと「無理しないで」と寄り添う感じでサポートしてくれるお友達が多かったんですが、オギャ子ちゃんは「あきらめるな!」「走り続けろ!」といつも背中をぐいぐいと押してくれたんです。

【画像】オギャ子さんの後ろ姿
yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

どちらも優しさだとは思うのですがオギャ子ちゃんのように励ましてくれるお友達はいなかったのでそれがとても衝撃的でとても印象に残っています。そう言ってくれる彼女の期待に応えたい!という想いもあり走り続けることができました。

また、ブログの書き方に悩んでいた時に「私も絵が描けたらな~。」とぼやいたら「描いたらいいやん。」と(笑)。イラストブログにする予定でもなかったけど、何か変える必要があることはわかっていたので、考えるよりやってみようと毎日夜寝る前にイラストを描く練習からはじめました。

【画像】yukiさんイラスト
yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

当時のイラスト、めっちゃ下手なんです。あ、今も下手なんですけど(笑)

でも、昔の私なら「もっと上手になってから投稿しよう」と思っていたのですが、「下手なのも今の自分。ありのままの自分を出そう!」と、そのまま投稿しちゃいました。完璧な自分を見せるよりもそのままの自分に共感してくれたら嬉しいという考え方に変わっていたんです。そんな感じでちょっとずつブログの書き方を変えていきました。

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

まわりからの反応や反響はいかがでしたか?

 yuki(ドキ子)さんのサムネイル yuki(ドキ子)さん

すごく大きかったです!イラストもそうですが、好きなタレントさんについて書いた時に大きな反響をいただきました。暮らし系ブロガーって、そういう話題はあまり書かないじゃないですか。読者さんもとても驚いたみたいです。

【画像】yukiさんイラスト
 yuki(ドキ子)さんのサムネイル yuki(ドキ子)さん

でも、みなさんとても優しくて「親近感がわきました!」とか「私の推しは〇〇です!」などとコメントをいただき、それからは「テレビに今出てますよー!」など教えてくださることも増えて、そのコミュニケーション自体がとてもたのしいです。

一方的に発信しているような気持ちで書いていたブログだったんですが、たくさんの読者が読んでくれていることを知って、心がすごくあったかくなりました。

Ameba 三浦のサムネイルAmeba 三浦

当時、急にイラストが出てきてすごくびっくりしました(笑)。うさぎのキャラがかわいいんですけど、今までのブログのテイストとかなりギャップがあったので、どうなるのかな、と。結果、今まで伝わりにくかった人柄などがより伝わるようになったのでよかったですよね。

インテリアのセンスのよさに惚れている読者さんがたくさんいることはもちろん、yukiさん自身に憧れたり、親近感を抱く人が増えたんじゃないかなって思いました。

悩みも趣味も共有するyukiさんの等身大ブログの魅力

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

yukiさんのブログは、友達からの手紙のようで親近感がわくんですよね。

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

わーうれしいです!ちょうど先日ブログ書くのが難しいという相談を受けたときに「伝えたい誰かを思い浮かべて書いてみたらいいよ」と答えたことがありました。

私自身、誰に向けて書いているのかわからなくなった時期に、相手の顔を想像して書いている時期もあったからなんです。きっとこういう人が読んでいるんだろうなって想像して、「ねぇねぇ聞いて」っていうイメージで書いていくと書きやすいなと思います。

【画像】yukiさんの手
Ameba 三浦のサムネイルAmeba 三浦

yukiさんは、仕事でやりとりする私やブログの読者の方に向き合う時でも、人と人として接してくれるんです。「最近どうですか?」とかいろんなことを気にかけてくださるお姉さんみたい。

そんな人柄のyukiさんが、子育ての悩みや家族の話など、心の内を明かしてくれるブログを書くことがたまにあるんです。それを読むと、友達から打ち明け話をされたようなで、グッとくるし、考えさせられるんですよ。ママの読者は特に共感する部分も多いんじゃないかなって思います。

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

私は本当にマイナス思考で、無駄に不安になって悩むタイプでした。そういう自分をつくったのは過去の経験だと思うんです。そういった過去の経験もブログに書くということで向き合いました。

辛い経験を思い出しながら書いた時は丸二日かかったり、泣きながら書いたことも何度もあります。でも、このプロセスがあったからこそ、自分を少しは変えられたんだと思います。文字にすることで自分の感情を整理することができましたし、これからの時間をどう生きていくかを見つめることができました。

【画像】自宅で過ごすyukiさん

ネガティブな反応への向き合い方

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

読者とのコミュニケーションの話がありましたが、ネガティブな反応が来た時はどのように受け止め、乗り越えられましたか?

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

一番多いのは、「前のほうが好きでした」と言われることです(笑)。

乗り越えているわけではないんですけど……。そこを気にして落ち込むよりも、ブログに書きたい!という気持ちが上回ったことと、応援してくれる人に目を向けたいと思っています。

【画像】自撮り
yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

例えば、好きな歌手がいるとして、昔の曲調のほうが好きだったなってこと、ありません?でも、本人にわざわざファンレターを出して「昔のほうが好きでした」とは伝えませんよね(笑)。

だから、あえてそれを伝えてくるのは、相手への配慮がないっていうことだから、こっちが傷つく必要なんてないと思うようにしています!

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

強い!マイナス思考だったというのが嘘みたいです。

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

人って変わると思うんです。応援してくれる人がいたら嬉しいし、私は読者さんでも友達でもまわりに「変わりたい」と思っている人がいるなら、その前向きな想いを応援したいと思っています。

Ameba公式トップブロガー運営局 では、そういうネガティブな反応があったときの相談にも乗っていただけるんですよね。

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

そうですね。コロナ禍では特に、「何を書いていいのかわからくなった」という相談を多くいただきました。そういった相談も受け付けていますし、書き方の提案などもさせていただいています。

答えは一つではなくて、ブログのテイストや読者層によって変わります。なので個別にお話をさせていただくようにしています。

ブログの醍醐味は読者とのコミュニケーション

【画像】yukiさんご自宅のインテリア
Ameba 三浦のサムネイルAmeba 三浦

Ameba公式トップブロガー運営局も時代の流れに沿って変わっていますよね。

Ameba 谷田川のサムネイルAmeba 谷田川

トップブロガーの影響ってはかりしれないので、もっともっとAmeba全体で盛り上げていきたいです。トップブロガーの皆様に喜んでいただけることが1番なので、トップブロガーの声を大事にし、新しい価値やサービスを提供したいですね。新機能の提供も予定しているので、ブログを通じて活躍の場が広がるといいなと考えています。

yukiさんは、今後チャレンジしてみたいことなどありますか?

yuki(ドキ子)さんのサムネイルyuki(ドキ子)さん

新しくチャレンジしたいことは、今のところありません。

ブログは一方通行な情報発信に見える部分もあると思うのですが、いつも読者さんからのあたたかいコメントやアドバイスをいただき、そのコミュニケーションこそがブログを続ける最大の楽しみになっています。コロナ禍で落ち込んだときは読者さんとのつながりに何度も助けられてきました。こうして読者さんとつながっていることをあきらめたくないと思っています。

だから、これからももっともっと書いていきたい。大きな夢はありませんが、書き続けることこそが私の最大のチャレンジです。

【画像】耳に手を当てるyukiさん
  • 出演yuki(ドキ子)・谷田川顕子・三浦かえで
  • 取材・文奈良有希子
  • 編集Ameba編集部

公開日:

最終更新日: