ameba.jp
ブログは生き様を残す、わたしの歴史本
- インタビュー
- 江原 千鶴
- 2008年のアメブロデビュー以来、約10年以上もの年月をアメブロと共に歩んできた江原千鶴(えはらちづる)さん。言わずと知れた、売れっ子お笑い芸人・エハラマサヒロさんの奥様です。 賑やかな7人家族の様子を記録したブログを綴っていらっしゃいます。
グルメブログがいつしか家族日記に
アメブロを始めたのは16年くらい前。そのきっかけも、もともと写真や記録を残すことが好きで、思い出を形に残したいという思いつきからでした。だから最初はグルメブログ的な感じで、週末に行ったちょっと良いレストランのこととかを書いていましたね。
それをしばらく続けていたときに、今の旦那(エハラマサヒロさん)と出会って。そこからはカップルブログじゃないけど、旦那さんとの間にあったことを色々書くようになりました。当時の記事にはのろけ的なことを書いてしまっているので、今はもう恥ずかしくてアメンバー限定公開にしてしまいましたが(笑)
でも、読み返すと面白いですよね。“ああ、こんなに好きだったんだな”とか。こんなふうに記録に残しておけば、私たちの子どもたちも将来見ることができるだろうし、それはそれで面白いかなと思っています。
日々のことをずっと書き残しているから、子育ての記録代わりにもなっていますね。末っ子の子育てで迷ったときに「長女のときにはどんなふうに子育てしていたかな?」とか見返したりして。あとは過去に作った料理のレシピを調べるときにも自分のブログを検索したり(笑)意外と検索に引っかかるのも助かっているんですよ。
生きた証を残したい気持ちがすごくある
常に頭の中では「今日は何を書こう?」って一日中考えていますね。
ある程度内容がまとまった段階で、ちょっと時間があるときに書いていることが多いかな。5人子どもがいるので、長期のお休みとかはもう一日一記事くらいしか書け
なくなっちゃうんですけど、気にせずマイペースに更新しています。
発信する上で気をつけているのは、言葉選びかな。読んでくださる方が多くなったことで、いろんな考え方があることに気付かされましたね。こんな書き方したらこんなふうに傷つく人がいるんだ、とか。私は本当に文章が苦手なので、書きながら色々と学んでいる最中です。
それでも書く理由?もうなんというか、ブログは私にとって「家」であり、江原千鶴の歴史本なんですよ。家の中の24時間や私の身に起きたことを本当に全部書いているので。多分、私の中に「こんな人もいたよ」「こんなふうに生きたんだよ」って証明したい気持ちがすごく強くあるんです。自分の子どもたちに忘れられたくないっていう思いもあるし、生き様を残すつもりで日々を発信していますね。
続けるコツはなんといっても“マイペース”
ブログを続けるコツは、やっぱり“ストレスを溜めない”っていうこと。
私も一日3、4記事更新しようと思って頑張っていた時期もあったんだけど、精神的に辛くなってしまって……。旦那さんにも「書きたくない時は書かなくていいよ」ってアドバイスをもらって、一週間くらいブログをお休みしたことがあったんです。お休みしたら自然と「書きたいな」という気持ちが芽生えてきたので、そこからはゆっくり自分のペースで更新するようになりました。ハイペースで更新している人を見ると焦ったりもするけど、どうしたって自分にはできないし、日常で重きを置くところも人それぞれだから。
これはすごく個人的な感覚なんですけど……海外発祥のSNSは乗っ取られたら最後消えてしまう可能性が高いけど、アメブロのような文字媒体は残って読まれ続けるんじゃないかなと思うんですよね。本が消えないところを見ると、やっぱり人は、なんだかんだ文章を読みたくなるものなんじゃないかと思います。
ただ、好きなものや人に伝えたいものを書かないと全然楽しくなくなっちゃうので、そこは自分の心のままに、好きなものをテーマに選んでみたらいいんじゃないでしょうか。あとはやっぱり、マイペースが一番ですよ!