感謝が伝播したAmeba20周年イベント

今年の9月に20周年を迎えたAmebaブログは「ありのままが、ここにある。」と、ブランドスローガンを一新しました。その周年を記念して開催したイベント「Ameba 20th Anniv. Thanks Day」。今回は、イベント運営に携わったメンバーに開催までの道のりや苦労した点をインタビュー。イベントに来場したブロガーさんから運営側に寄せられた感想とあわせて振り返りました。

取材・文:傳田 二知香 撮影:権藤 直人

  • 平岡 裕梨
    2020年サイバーエージェントに新卒入社。オフィシャルブログのコンサルティングやタイアップ広告を担当。Ameba20周年プロジェクトメンバーとして「Ameba 20th Anniv. Thanks Day」ではイベント責任者を務めた。 ※2024年12月現在
  • 岡本 あずさ
    2007年サイバーエージェントに新卒入社。オフィシャル・トップ・一般のお客様サポート全般とAI推進を現在行う。Ameba20周年プロジェクトメンバーとして「Ameba 20th Anniv. Thanks Day」ではイベント全体の実行設計と全体のフォローを担当。
  • 谷田川 顕子
    2004年サイバーエージェントに中途入社。トップブロガーの全体サポートや懇親会などの企画実行等を担当。イベントでは、トップブロガーの集客および当日お配りしたお菓子、ミライプレゼンを担当。
  • 原 佑一
    2021年サイバーエージェントに新卒入社。Ameba20周年のアートディレクションを担当。イベントに関わるすべてのクリエイティブを監修。
  • 朝倉 杏海
    2023年サイバーエージェントに新卒入社。オフィシャルブロガーやトップブロガーのコンサルティング等を担当。イベントではタレントトークショー、ブロガーさんへのプレゼント、展示ブースの企画、オフィシャルブロガーの集客を担当。

ブロガーさんに感謝を伝える! Ameba 20th Anniv. Thanks Day

――まず、11月29日に実施した「Ameba 20th Anniv. Thanks Day」がどんなイベントだったのか教えてください。

 

平岡:Amebaの20周年を記念して、20年間一緒に歩んできた大切なパートナーであるブロガーさんたちに感謝を伝えることをコンセプトに企画・開催しました。表彰式とトークセッションのステージ、協賛社ブース、Ameba展示ブース、本イベント限定のグッズなどを用意してブロガーさんをお迎えしました。

 

――素敵なコンセプトですね。当日はどれくらいのブロガーさんが参加したのでしょう?

 

平岡:オフィシャルブロガー・トップブロガーへの完全招待制で、約200名の方に来場いただきました! ブロガーさんに、ほかのプラットフォームでは感じられない運営のあたたかさや「一人一人を見てくれてるんだ!」という感覚を味わっていただくため、「to me」を感じてもらうおもてなしを用意しました。

▼「to me」感のおもてなし① 全員にお名前が印字された招待状&入場パスを配布

▼「to me」感のおもてなし② 全員分、読者からの応援メッセージを展示

▼「to me」感のおもてなし③ 全員にブログ開始月が記載されたメモリアルカード(表彰状)をプレゼント

おもてなしを一人一人に感じてもらい、ブロガーさんの喜ぶ顔をみるために

――たくさんのブロガーさんにご参加いただいたイベントですが、規模が大きかった分たくさんの困難があったと思います。みなさんの苦労やこだわったことのエピソードを教えてください。

 

原:僕は「to me」感のおもてなし②の、読者からブロガーさんに向けたコメントを会場内に全員分展示する企画を担当しました。誰ひとり取りこぼさず全員分のコメントを入れるのは大変でしたね。

 

――たくさんのコメントが寄せられていましたもんね。

 

原:参加者の人数が確定したのがイベントの3週間前で……。限られた時間の中で約250名分のコメントをデザインデータにしていく作業はAmebaのデザイナー全員で手分けして担当していただいて苦労しましたが、当日ブロガーさんたちがそれを見て写真を撮ったり、ブログに投稿していたり、すごく喜んでいる姿をみて嬉しかったですね。

平岡:この企画は当初、全員分のメッセージを入れるかすごく迷ったんですよね。メッセージの抜け漏れは許されないし、200人分違うものを入稿するのは、デザイナーにとてつもない負担をかけることになるので。ほかの選択肢も出ていた中「本当に想いが伝わるのか?」「本当に喜んでいただけるのか?」を最優先に考え、全員分のメッセージ掲載を決断しました。

 

――時間をかけても、特別感を感じてもらえるほうを選択されたのですね。

 

平岡:はい! 改めて実施・実行できてよかったと感じました。Amebaへの感謝をブロガーさんからたくさんいただけて、時間をかけた分、私たちの想いが伝わったのだと思いました。プラットフォームとユーザーというより、人と人の感謝を伝えあう場ができたなと感じましたね。

 

――まさに感謝で溢れたイベントですね。朝倉さん、谷田川さんはどんなところに苦労されましたか?

 

朝倉:ブロガーさんへの招待状を手書きで送ったんですが、1枚1枚書くのが思っていた以上に大変でした。

谷田川:時間もかかるし、手も痛くなりましたよね……。でも当日ブロガーさんから「手書きの招待状をもらったときから、ワクワクしていました!」と言っていただけたんです。招待状はブロガーさんが最初に目を通すものなので、そこで「行きたい!」と思ってもらえたのは、こだわってよかったなと思いました。

 

朝倉:招待状の他に、「to me」感おもてなし③ メモリアルカード(表彰状)を盾にセットする作業も自分たちの手で行いました。何回もミスがないか確認して……と、すごく時間がかかりましたが、当日ブロガーさんたちが喜んで笑顔で受け取ってくださる姿を見て、時間をかけてよかったと感じました。

 

――おもてなしを一人一人に体感いただくためにたくさんの苦労があったんですね。

 

岡本: ブロガーさんたちはこれまでにも様々な企業のイベントに参加されてきたので、心に響くには、型破りな企画が必要だと感じていました。「20周年だからこそできる、特別なこと」この思いが私たちの原動力となりました。

メモリアルカードの制作や心のこもったメッセージの展示など、おもてなしを一人一人に体感いただけるような企画を実現させました。

岡本:Amebaのメンバーも企画に賛同してくれて「ブロガーさんが喜ぶためならやる」と、最終的に50人くらいのメンバーがイベントをサポートしてくれました。高難度とわかりつつ実行できるAmebaのメンバーは強いと改めて感じましたね。このイベントを通じてさらにOne Teamになれた気がします!

 

平岡:名前入りのパスに関しては、今回協力してくださった制作会社の方から個別に用意することで様々なイレギュラーや課題が生じることを事前にうかがっていたんです。ふりかえってみると、あのときリスクを背負ってでもやりきる判断をしてよかったなと感じます。

 

岡本:(制作会社の担当者さんが)「今まで関わったイベントの受付で最も難解です」と言いながらも最大限のサポートをしてくださって。Ameba外を巻き込んで、さらに強力なOne Teamになったと感じています。

Amebaからブロガーへ、ブロガーからAmebaへ。感謝の矢印は双方向に

――イベントが終わったあと、ブロガーさんたちから感想をたくさんいただいたそうですね。特に印象に残っているものを教えていただけますか?

 

谷田川:本当にたくさんのメッセージをいただきました。いくつかピックアップして紹介しますね。

【イベント終了後、ブロガーさんから寄せられた声(一部抜粋)】

いただいた盾(メモリアルカード)を見て、ブログを初めて書いたときを思い出しました。私の子育ては常にブログと共にあり、思い出もそのときの気持ちもほぼ全てブログにつづってきたので、自分にとっては本当に大切な財産となっています。いつもありがとうございます。改めて20周年おめでとうございます。
Amebaを運営されているみなさんが、ブロガーさんたちをとても大切にされていることが身にしみてわかりました。このご恩をブログでお返しします!
控えめに言ってもすごく内容が濃くて、ブログを長年書いていてよかったと心から思いました。特に盾(メモリアルカード)は嬉しすぎました。ブログを書き始めてから今までのことを振り返るきっかけにもなり、胸が熱くなりました。


――感激ですね!

 

岡本:当日も後日いただいたメッセージでも、私たちから感謝を伝えるつもりが、ブロガーさんから感謝を伝えられることが想像以上に多かったんです。感謝の矢印が双方に向いていたと思うと、改めてイベントを開催してよかったと感じています。

 

――具体的にどんな内容でしたか?

 

岡本:いろいろありますが、これとかですね。


フォトスタンドやマッサージの展示など……Amebaさんでブログを長く続けてきてよかったな、と思えて涙が出ました。ありがとうございます。アメブロが大好きです!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!!
記念品の盾(メモリアルカード)に、ブログを始めた日を記載してくださったのは本当にうれしくて……みなさんのレポートでは、始まった日を思い出してそのころの自分と比べて、今の幸せをつづられていて、イベントレポを読み漁るのもとても楽しかったです。きっと参加したブロガーでもそうなので、読者さんが読んでも「すごいイベントだったんだろう」と印象付けられていると思います。本当にいい企画だったと思いました。


岡本:参加したブロガーさんだけでなく、イベントのブログを読んだ読者にも伝わっていたのかなと思うと、感謝はこうして伝播するんだなと感じました。イベントの目的だった「ブロガーさんに感謝を伝える」こと以上の着地ができたと思います。

 

平岡:私たちの作業にまで、想いを寄せてくれる方もいましたよね!


ひとりひとりにいただいた盾(メモリアルカード)にブログ開始日まで記載されていて、時間をかけて作ってくださったんだなと愛情を感じました。プリクラも懐かしくて盛り上がりました。メッセージもひとりひとりピックしてくださっていて本当に喜ばせるのが上手です!


谷田川:実際に見て感じたことだけではなくて、舞台裏まで考えてくれていたとは思いもしなくて、ありがたかったですね。

朝倉:イベントに関わったデザインメンバーや開発メンバーは当日、表に出ることはなく直接感想は聞けなかったそうですが、ブロガーさんたちの声を聞いて喜んでいました。

 

原:僕も主にデザイン面で関わりましたが、メモリアルカードやメッセージは外注ではなく、すべて自分たちだけで作りました。これもすごく大変な作業だったので、ブロガーさんたちからの感謝のメッセージはとても嬉しかったです。

自分のライフスタイルに欠かせないメディアに

――イベントを通じて、改めて感じたAmebaの魅力はありますか?

 

岡本:ブロガーさんとの距離が近いことですね。ブロガーさんたちとはイベントや懇親会で、たくさん交流させていただいています。最近の出来事や趣味などプライベートの話から、ビジネスパートナーとしてのアドバイスをいただくことも多いため、日々連携をとっています。利用している方とこんなに距離が近いサービスは中々ないし、直接声を聞けるのは安心感ややりがいにもつながると感じています。

 

また、ブロガーさんがAmeba運営メンバーに感謝してくださっていることも、改めて実感しました。今回のイベントに関わっていない運営メンバーにも、ブロガーさんたちのAmeba愛を伝えて、自信を持ってサービスを提供していってほしいなと思っています。

 

平岡:私は、みんなが協力的で最高のチームだと改めて実感できました。イベントに関わっていない部署の方がたくさん知識を提供してくれたり、メッセージボードの確認作業では、文化祭の準備みたいな泥臭い作業を年次が上の先輩も一緒に確認してくれたりして……。どんな仕事でも、部署や年次を問わず手伝ってくれるメンバーが多いのはAmebaの魅力だと思います。

――今回は20周年の区切りとして、ブロガーさんに感謝の気持ちを伝えるイベントになりました。今後Amebaは生活者にとって、どんな存在でありたいですか?

 

平岡:今回のイベントでは、ブロガーさんから「Amebaが生活の一部になっている」という言葉をたくさんかけていただくことができました。これからもブログサービスという枠組みを超え、人々の生活に寄り添い、支える”ライフスタイルメディア”として成長していきたいです。

  • 取材・文傳田 二知香
  • 撮影権藤 直人

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