

“ピグ解散”危機から成長軌道へ。チームを信じるリーダーの想い
2015年に新卒でSIerエンジニアとしてキャリアをスタートし、2017年にサイバーエージェントに中途入社。エンジニアから企画職へ転身し「アメーバピグ」の企画・開発やプロデューサーを担当。「ピグパーティ」の事業責任者を務める前島 圭汰のインタビュー。
登場人物MEMBER
- ピグ事業部 PIGGPARTYグループ 事業責任者 前島 圭汰

- 2015年に新卒でSIerエンジニアとしてキャリアをスタートし、2017年にサイバーエージェントに中途入社。エンジニアから企画職へ転身し「アメーバピグ」の企画・開発やプロデューサーを担当。2018年11月から「ピグパーティ」のPMとしてジョインし、事業グロースへコミット。現在は同サービスの事業責任者として従事。
エンジニアからプロデューサーへ「サービスをつくる側」への転換
もう今から10年も前になることが驚きですが、2015年に新卒でSIerのエンジニアとしてキャリアをスタートしました。
もともと目指していたのは「サービスや事業ををつくること」でしたが、当時エンジニア出身の起業家が増え始めた時期で、技術の理解は不可欠だと考え、まずはエンジニアとして腕を磨きました。

開発の仕事もやりがいがありましたが、最終的に自分が関わりたいのは“人と組織で価値をつくる”側でした。
サイバーエージェントに転職するタイミングで、エンジニアから企画職へジョブチェンジ。そこから「アメーバピグ」の企画・開発に携わり、2018年に「ピグパーティ」へと移りました。
サイバーエージェントの魅力「挑戦と安定の両立」
サイバーエージェントに惹かれたのは、大企業でありながら、常に新しい領域に挑み続けていることです。多様なドメインを自社で手掛けながらもスピード感を失わない。それでいて、採用基準は「素直でいいやつ」。“人”を重視しながら“成果で勝負できる”環境がある。このバランスの良さが、入社を決めた理由です。
「ピグ解散?」危機からの再成長。背水の陣で挑んだ逆転劇
入社後、まず驚いたのは意思決定と仕事の速さでした。
前職では1つのプロジェクトに1年以上かかることもありましたが、ピグでは、当時ブラウザサービスだったこともあり数週間〜1ヶ月単位で機能リリースしたり、新施策を打つ。そのスピード感は衝撃的でした。
ちょうど私がピグパーティに移ったのは、Adobe Flashの終了による“ピグ存続の危機”のタイミングでした。背水の陣として当時の最強メンバーを集結させ、打ち手の量と質を極限まで高める集中戦を展開していきました。施策を次々に打ち出し、開発体制も一気に拡大した結果、わずか1〜2ヶ月で売上が2〜3倍に跳ね上がったんです。
やり方次第で事業は何度でも蘇ることを実感した瞬間でした。
「信じる」ことからはじまる組織づくり

今の私のやりがいは、チームと共にピグが進化する過程です。組織全体が強くなっていくことにとてもやりがいを感じています。
ピグブランドを再び日本に浸透させ、「アメーバピグ」全盛期の熱狂をもう一度つくりたい。そのためには、個が最大限に力を発揮できる組織をつくることが欠かせません。
大きな組織になるほど、全体最適に寄ってしまう。個の強みが埋もれがちです。ピグには本当に優秀なメンバーが揃っているので、一人ひとりの可能性を発揮できる状態を目指しています。
あとは僕がまず、メンバーを信じないと僕のことも信じてもらえないと思っています。一見、難しそうなことでも、誰かできると信じる人がいないと何も始まらないと思うんですね。今は様々な領域で任せられるメンバーがいるので、「自分たちならできる」と全員がそれを信じて進んでいくことが、組織としてとても大事だと思っています。
ピグパーティが10年間成長を続けられた理由

2025年度にピグパーティはリリース10周年を迎え、弊社が半期に1度開催しているCyberAgent AWARDSという表彰式で「ベストプロダクト賞」にノミネートされました。今回で4度目になるのですが、10周年で狙っていた全社表彰をこのタイミングで実現できたのは、メンバー全員の努力の結晶だと思っています。
ピグは決まった型に縛られない、アバター×仮想空間という“柔軟性”の高い事業特性を持っています。
さらに、組織として「ピグをもっと良くしたい」というサービス愛と、目標達成への執着心がカルチャーとして根付いています。この「事業としての柔軟性 × 組織としての熱量」の掛け算こそが、成長を支える最大の理由だと感じています。
これからのピグが目指す未来

ピグの目指すビジョンは『Charactive World』という言葉で定義しています。これからはより、社会的意義を意識していく必要があると考えています。「今の時代になぜ存在するのか?」「どんな価値を社会に提供できるのか?」この問いに真摯に向き合いながら、ファン拡大に取り組んでまいります。
ピグは“アバターサービス”であると同時に、“誰かの居場所”でもあります。その世界観の中で、ユーザーが自分らしくいられる場所をつくることが僕たちの使命だと思っています。
そして最終的には、ピグを日本を代表するIPブランドへと育てることを目指しています。個の力を信じ、挑戦を後押しする組織をつくることで、ピグの新しい可能性をこれからも広げていきたいと思っています。
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