

ameba.jp
実はアメブロを始めた当初はオフィシャルブログじゃなくて普通のブログだったんですよ。
子育て中のママたちを元気付けたいと思って自分でエンターテイナー事業を始めたのですが、誰にも知られてない状態から自分の活動をどう発信していけばいいかも本当にわからなくて。そこでSNSを始めようとしたときに、“言葉で伝えることが好きだから、長い文章でも読んでもらえるブログがいいな”、“ブログだったらやっぱりアメブロかな”と思ったんですよね。
最初はローカルな活動から始めようと考えていたので、地域名で検索にヒットしやすいのもアメブロの魅力でした(笑)
始めて一年半くらい経った頃かな、CDデビューするタイミングでオフィシャル化のご提案をいただいて。
オフィシャル化されたことによってアクセス数とかももう、全然変わりましたね。嬉しかったのは、Amebaトピックスやランキングに入ることによって、読んでもらいたいと思っていたママたちにもダイレクトに届くようになったこと。そこはすごく大きかったですね。
メッセージを届けたい読者のイメージは“赤ちゃんを抱っこして泣きながらスマホ片手に持っているママ”。もちろん日常ネタとかも載せているので、すべての記事がそうした明確なメッセージをもっているわけではありませんが、思いを書くときは「子育てを孤独に頑張るママ」に届くようにと思って発信しています。
孤独を感じながら子育てしていると、誰にも気持ちを吐き出せなくなって、いっぱいいっぱいになりがちですよね。すると自分や周囲を傷つける方向にも行きかねない。だからこそ対策としてサロンや子育てコミュニティに入るんだと思うんですが、ブログもある意味そのツールのひとつかなって。
私も8歳の時に母親が失踪してしまって、正直ずっと恨んでたんです。「可愛い盛りに自分の子どもを置いて逃げるなんて母親としてどうなの!?最低!!」って。でも自分がいざ子育てしてみるとその孤独さが身にしみてわかったし、子どものことはとても可愛いし愛してるけど、すごく逃げたくなる心境も理解できたんです。“私には育てられない……”みたいな。
自分の体験からいちばんの敵は孤独だなと思って、子育てにおいて。
だから、“自分がこんなこと言ったら迷惑かもしれない”とか“こんなことで悩んじゃダメだ”って思い込みを持っているママたちに対して、自分のSOSを無視しないであげてほしい。そんな弱い自分も全て許して愛してあげてほしいっていうことをブログでは常々伝えているんですよね。それができるようになってくると、悩みを人に打ち明けられたり、旦那さんに助けてって言えたり、次の一歩が踏み出しやすくなると思うんです。
イベントでママさんに会うと「ブログ読んでます」「すごく共感してます」って声をめちゃくちゃもらうんですよ。それってきっと、ブログがママたちにとって"悩んでいるのは私だけじゃなかったんだ"って思えるツールになっていることなんですよね。
それに、ブログでの交流を通じて私自身が変わったことも。
ブログでは産後うつ、育児ノイローゼや精神疾患についてなど、命についての大事な発信をすることがあるんですけど、それに対して「救われました」とか「本当はもう消えたいって思ってたけどもうちょっと頑張って育ててみます」といった言葉をもらうことがあって。でもそれって結局自分が苦しい時に、本当は自分にもかけてほしい言葉を書いただけなんです。最終的には自分自身がブログを書くことでママたちに救われてるんですよね。だからブログは私にとって、人を救いながら自分自身も救っている子育てのパートナーみたいな存在。私の居場所として孤独の回避法にもなってくれているし、感謝しかないです。
ブログを始めたいなら、自分のために書き始めてもいいと思うんですよ。例えばテーマが子育てなら、子どもとの今日の出来事を記すとか。人のために書くと読んでもらえないときにしんどくなるので、自分のためにってモチベーションも大事なんじゃないかなと。
最後に後押しのメッセージ?もう、ここまで読んだってことはもうそういうことだから、とりあえず「アカウント作れ!マジで新規登録のボタン押せ!」ですね(笑)