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美姿勢インストラクターが毎日発信する理由

  • インタビュー
  • 新田仁美

ブログに助けられた過去があるから、私も誰かを助けたい

今でこそトップブロガーという肩書きで活動していますが、実は前にも一度ブログを書いていたことがあるんです。

もともとはエアロビクスやヨガ、ピラティスなどのインストラクターの仕事をしていたのですが、数年のお休みを経て復帰してみたら、自分のスタイルがすっかり時代遅れになっていることに気づいて。集客できなくなったことで、どんどん自信を失っていきました。そこで、技術ではかなわない第一線のインストラクターにせめて知識だけでも勝ちたいと思い、トレーニング理論をあれこれ紹介するブログを始めたんです。でも、自分の中の競争意識や劣等感に疲れてしまって……あるとき更新をやめてしまいました。


そこからブログを本格的に書き始めたのは8年前。再開した理由は、自分の経験をもとに編み出した“ラクに美しくなれる美姿勢メソッド”を、今度こそ多くの人に知って欲しいと思ったから。

実は私自身が辛いときに、好きなブロガーさんの言葉にたくさん励まされてきたんですよね。また、そうしたブロガーさんがどんどん活躍の場を広げていくのを目にしていたので、ある意味ブログはとても身近な存在だったんです。

そこで今度は私もブロガーの立場になり、「自分も誰かのために役立ちたい」「いろんなチャンスを掴みたい」と思い、腹を括ってもう一度ブログを始めました。

意識するのは「プラスの発信に変えること」

とはいっても、ブログを始めた頃は正直批判ばかりで……。最初はインストラクター業の傍らで執筆していましたが、身近な人からは「それを書いたところで時給が上がるの?」や「読んでるこっちが恥ずかしい」なんて厳しい言葉をかけられていましたね。

それでも一年ほどブログを続けていたら、全く知らない人から「役に立ちました、ありがとう」などとポジティブなコメントを寄せられることも多くなってきて。ついには遠方の読者さんから「交通費を出すから直接教えて」というお声がけもいただくようになったんです。

ブログを書いていなかったらそんな出会いも生まれなかったので、本当に不思議なものだなと。


ここまで発信を続けてきたなかで意識したことはひとつ。例え辛いときも「ネガティブなことを発信するのではなく、学びとしてのプラスのメッセージに変えていく」ということ。


やはりブログで仕事を確立したいという思いがあったので、どんなに辛いときでも、愚痴を綴るのはやめようと思いました。だからこそ記事形式も、思ったままダラダラと書くのではなく、読者さんにとって読後感の良い一話完結型を意識しました。

私が大変な時期にブロガーさんの言葉によってたくさん助けられてきたので、今度は私が読者さんの救いになるような発信をしていけたらと思っています。

「書く」ことでしか得られない作用

頭の中のものを文字にするのって、最初はすごく難しいことですよね。

ただ、実際に書くとかなりスッキリするものなんですよ。書く過程で思考の整理もできるし、前向きにもなれるし、結果的に自分のためになる。さらにそこから「公開」作業を通じて他人の目線を意識するようになると、自分の思考を転換するいい機会にもなったりします。

だから私は、“書く”という作業には、絶対に自分を整えてくれる作用があるんだと思っています。きっとこれは、写真主体のSNSでは得られないものなんじゃないかな。


そんな私にとってブログを続けられる理由は、読者さんから「美姿勢メソッドのおかげで変われた!」と喜びの声をいただく瞬間が何よりも嬉しいから。そのために、毎日のコンディションに左右されないよう、日々自分を律しながらブログを書いています。本当にアメブロに、私の人生を変えてもらったと思っているんですよ。


これからも、美姿勢メソッドを求めている人に出会うためのツールとして、ブログを大切に活用していきたいですね。

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