CAオフィスがAmeba20周年一色に!舞台裏をインタビュー

2024年9月でサービス開始から20年を迎えたAmeba。記念すべきこの年を盛り上げるべく、様々な企画が行われています。その一環として、ポスターの掲示やオリジナルグッズの配布など、サイバーエージェント(以下、CA)全社でAmeba20周年を盛り上げる様々な広報活動を展開! 今回は、社内盛り上げの企画を担当したメンバー4名に、社内向け広報活動について振り返ってもらい、実施までの道のりや、企画に込められた想いを伺いました。

  • 森 聡司
    2017年サイバーエージェントに中途入社。ドット事業部(旧ドットマネー)でのBtoB営業を経て、金融メディア「ドットマガジン」「ドットマネーアプリ」立ち上げなどを担当。2021年〜現在はドット事業部責任者としてアプリの運営に携わっている。
  • 目黒 雄大
    2023年サイバーエージェントに新卒入社。AmebaブログEC領域のマネージャーとして、クライアントの販促拡大に従事している。
  • 権藤 直人
    2023年サイバーエージェントに新卒入社。デザイナーとしてアプリの開発から、ブランドビジュアルの制作まで幅広く携わっている。
  • 峯 慎平
    2023年サイバーエージェントに新卒入社。バックエンドエンジニアとして、Amebaブログ周辺サービスの運用・開発を担当。現在は、サイトの新規開発や技術広報などを行っている。

CAオフィスがAmeba20周年一色に!

――本日は、よろしくお願いします! Ameba20周年の盛り上げコンテンツの一つとして、CAの社員向けに広報活動を行ったと伺いました。どんなことを行ったのか、教えていただけますか?

 

森:よろしくお願いいたします! 社員向けの広報として行ったことは大きく分けてふたつあります。ひとつめは、Abema Towers 1階のエレベーターホールや11階のフリースペースなどに掲示したり投影したりする広報物として、ポスターやデジタルサイネージを制作しました。ふたつめは、Ameba20周年のオリジナルグッズを作成して、僕たちAmeba運営メンバー以外の全社事業部のCA社員たちに配布したんです。

 

――オリジナルグッズは、ここに置いてあるものですね。見たことある商品が、Ameba20周年デザインになっていてかわいいです!

権藤:グッズは、受け取った人が自然とシェアしたくなるようなものを作りたいと考えました。さらに「世の中の緑の商品”をAmeba20周年がジャックしているようなアイテムを作る」というアイデアが思いつき、これらのグッズ制作に決まりました。

 

――すべて緑だとAmeba20周年とコラボしている感があっていいですね。

Ameba20周年、社内向け広報に込められた想い

――この施策はAmebaでも稀に見る大きな企画だったと思いますが、なぜ社内向けに広報活動をしようと思ったのでしょうか?

 

森:シンプルにAmebaが20周年であることを、CAの社員に知って欲しかったのが一番ですね。あとは、ABEMAなど社内外で注目を浴びるサービスが増えてきている中で、Amebaを改めて応援してもらういい機会だと思ったんです。Amebaが今新しいことにどんどん挑戦していて、成長しているフェーズにあることを全社に伝えられるかなって。

 

――プロジェクトに参加した目黒さん、権藤さん、峯さんはどのタイミングで計画に入りましたか?

 

目黒:3人の中では僕が最初に参加しました。去年の末ぐらいに、森さんから「まだ構想段階だけど、Ameba20周年を社内広報したいんだよね」というお話をもらったんです。元々Amebaブログが好きで読んでいて、個人的に思い入れが深かったので、すぐにプロジェクトに入りました。

 

――個人的な思い入れというと?

 

目黒:Amebaブログを読むようになって「他人には言えないし、かといって友達や家族には仲がいいからこそ言えない……」ということを吐き出せる場で、それがAmebaブログの価値になっていると思ったんです。そういう場所が、僕は居心地がよかったんですよね。なので、森さんからお話をいただいたときに、Amebaの価値をCA社員にも広めていけたらすごく嬉しいなと思い「やります」と即答しました。

――ブログの中だからこそつづれることもありますもんね。峯さんは通常業務ではエンジニア、権藤さんはデザイナーとしてAmebaに携わっていますよねおふたりはどんな想いで参加したのでしょう。

 

峯:僕は目黒くんから、今年の春くらいに話をもらいました。普段はエンジニアとしてAmebaのシステム面で関わっているんですけど、入社前からAmebaブログを見ていたこともあり、Amebaというメディアが好きなんです。その好きなメディアの魅力を全社に発信する、というところに協力できたら嬉しいと思って参加しました。

 

権藤:僕も目黒くんから声をかけてもらって参加しました。デザイナーとして、Ameba20周年に関連する仕事はたくさんしていたんですけど、Amebaのユーザーに向けてのものがほとんどだったんですよね。20年続いているインターネットのサービスって中々ないものだし、今度は全社に向けて「Amebaは今こんなことをやっているよ!すごく新しいことをやっているよ!」とアピールしたいと思ったんです。

 

――Amebaが20周年だけでなく、今のAmebaを全社員に知ってもらいたいという想いからなのですね。実際に社内向けの広報活動をしてみて、反響はいかがだったでしょうか?

 

目黒:オリジナルグッズは、1回の配布で用意した100セットが開始3分で全部はけたんです!

 

権藤:正直、はけるのかな……と心配だったんですが、想像よりもものすごいスピードで驚きました。それに、グッズを受け取ってくれたみんなが「おめでとうございます!」って声をかけてくれたんですよね。

 

森:こちらから「20周年の記念サイトがあるから見てください」とか「オリジナルグッズを作成したので受け取ってください」というのを伝えてはいましたが、それに対して何か言ってもらおうとは思ってなくて。だからこそ、お祝いの言葉をかけてもらえた時はすごく嬉しかったですね。

森:あとAmeba20周年ウォーターもすぐなくなったんですよ! 常設しているAbemaウォーターもあったんですが、Ameba20周年記念ロゴの方も手にとっていただけて嬉しかったです。Abema Towersと渋谷スクランブルスクエア、両方のオフィスに置いたので、設置と入れ替えはすごく大変でしたけどね(笑)。

 

峯:あれは大変でしたね(笑)。それから社内広報を見てくれたCA社員が、SNSや社内のチャットツールでもAmebaの20周年、そしてオリジナルグッズについて発信してくれていました。

 

――Ameba外のCA社員も、20周年のPRをしてくれるのは、すごく嬉しいですね。

 

目黒:僕はAmeba外の同期から「Amebaって意外と新しいことをやっているんだね」と言ってもらえたんです。さらに彼はオリジナルグッズを渡したのをキッカケに、もっとAmebaについて調べてくれて、Amebaが変わろうとしているのを知ってくれたんですよね。僕ら世代からすると、Amebaブログって学生時代からあるものだったので、当時の印象で止まってしまっている人もいると思うんです。Amebaに興味を持って調べてくれた人が1人でもいてくれたことを知って、この企画の意図がしっかり伝わったんだと感じました。

 

権藤:1階のエレベーターホールにあるサイネージでも、Ameba20周年をPRしていたんですが、それを見たCA社員たちからも「Amebaは新しく変わっていっているんだね」と声が聞けたりしました。一般のブロガーを起用したクリエイティブの作成をしたことで、 “Ameba=芸能人ブログ”というこれまでのイメージが、いまでは一般の方でも等身大の生活を発信して活躍できる場所として進化している、という変化を伝えられたんじゃないかなと思います。

Abema Towers1階のAmeba20周年ポスター掲示

峯:この企画のコンセプトをみんなで練っていた時に、CAにとってAmebaは20年間一緒に歩んできたもので、CA社員全員に自分事化して楽しんでもらいたいという話になったんです。CA社員みんながオリジナルグッズを手に取って楽しんで、喜んでいる姿をみたら、伝えたい想いは届けられたと感じています。

 

森:峯くんが話してくれたコンセプトに加えてもうひとつ、さきほども少し話したCA社員にAmeba20周年を押し付けにならないように伝えたい、というのがありました。なので、メッセージをガンガン伝えるというよりは、シンプルにすごいな、かわいいなって思ってもらえるようなものを作るところに注力をしたんです。

 

やりたいことはもっとたくさんあったんですが、引き算をしていきました。他のメンバーと同じで、やっぱり作成したグッズやポスターを見て、反応してくれているCA社員の姿をみたら、狙い通りその人の記憶に残せるようなものが作れたんじゃないかなって思っています。

実施までに乗り越えてきた壁

――ここまでたくさんことを実行するとなると、たくさんの苦労があったと思います。

 

峯:そうですね。僕は苦労したところがふたつあって、ひとつは規模の割に手作りしたところがすごくあったんです。森さんが話していた、オリジナルウォーターの搬入とか。新卒の子や、同僚に協力してもらって、進行することができました。

峯:もうひとつ苦労したのは、コンセプトの部分ですごく悩んだところです。Amebaは魅力もあるし、歴史も長いし、といったところで伝えられることが本当にたくさんあったんです。その中で何を全社に伝えて、CA社員の中にAmebaをうまく取り込んでもらうにはどういうものを作成したらいいか……。そのコンセプトを考えるだけで半年ぐらいみんなで、たくさん議論しました。

 

――半年はかなり長いですね……。どんなところで揉めたのでしょう?

 

目黒:“Amebaの変化を伝える”というところが、何を以て変化と言えるのか、そこの意見が結構割れましたね。言語化がとても難しかったんです。

 

――どう伝えたら自然とAmebaの変化を知ってもらえるか、というところに一番時間を使ったのですね。

 

森:他にもトラブルは色々あって、ポスターパネルを全て作り直さなければいけないことがありました。

 

権藤:ありましたね。僕がデザインを印刷してパネルに手作業で貼っていったんです。そしたら、ぶくぶく気泡が入ったり、曲がってきたりしてしまって……。全てやり直しになりました。普段はWEBがメインなので、グッズやポスターなどリアルなものを作成することは、デザイナーとして経験を積めたと思っています。

森:僕も経験になったことがあります。会社に広告物掲示の制約確認をしましたが、サイバーエージェントは「社員が働きやすい環境を作る」ということをすごく大切にしていて、そのために高いレベルでクリエイティブが作り込まれていました。社員みんながポジティブにクリエイティブを受け入れられるように、工夫と仕組みづくりがされているのを知れたのは、よかったですね。


――このプロジェクトを通して、自分自身の経験に繋がったところもあったんですね。

Ameba20周年、社内広報を通して得たもの

――先ほど、経験を積めたという話が出ましたが、今回の企画を行ってみて、自身の感情の変化はありましたか?

 

権藤:今回初めてCA社員に向き合って企画を実行してみて、Amebaの変化や歴史を知ってもらい「Amebaは今新しいことをやっているんだね、すごいね」という反応を見ることができたのは、デザイナーとしてAmebaというサービスを誇りに思えるようになりました。これからも変わり続けていくAmebaの価値をデザイナーとして高め、世の中に届けられるようにより一層頑張ろうと思います。

峯:僕は普段関わりのない事業部のCA社員に、予想以上に自分事化して喜んでもらえたことで“仲間意識”を感じられました。AmebaはCAの中で大切なサービスであると他の事業部の方も思っていてくれていたのは、すごく嬉しかったですね。

 

今、Amebaはライフスタイル管轄という組織に生まれ変わって、新しい施策にどんどん挑戦していっている最中でもあります。ここで全社から注目を集められたからには、CA全社の期待に応えられるように、さらに頑張っていきたいです。

 

森:僕が一番よかったなって思ったのは、僕らが計画した企画でCAの社員が楽しんでくれていて、その様子を知ったAmebaのほかのメンバーの嬉しそうな顔が見られたことです。

 

普段WEBのサービスを作っていると、どうしてもどこかでユーザーと距離ができてしまう部分があって。今回、広報物を作ってどうやって社員に喜んでもらおうかと考え、企画を実行し、実際に社員の喜ぶ顔が見れました。この一連をリアルに落とし込んで経験することができたのは、ユーザーファーストが改めて大切であることを見つめ直すいい機会になったと思います。物作りの楽しさを知り、さらにAmebaが培ってきた資産の可能性を感じましたね。

 

目黒:僕は、先ほども他事業部の同期がAmebaについて調べてくれたという話をしましたが、今回の企画を通して、目の前の1人がそうした具体的なアクションを起こしてくれたことを実感できたことがよかったです。あとは、Amebaの歴史や今後向かっていくところをたくさん調べて話し合ったので、Amebaを説明する時に、より魅力的に自信を持って話すスキルが身についたことですね。営業トークもパワーアップしそうです(笑)

 

――今回の企画は、自分自身の心も動かす経験になっていたのですね。

 

森:そうですね。企画に関わったメンバーそれぞれがAmebaのサービスをよりよいものにするという経験ができたと思います。先ほども話に出ましたが、ライフスタイル管轄という部署が誕生し、ブログの域を超えてAmebaをもっと生活者に寄り添ったものにしようとしています。新しいAmebaを作っていく中で、今回の一連の経験は大きなものになったと信じています。新生Amebaとして成長していく姿を、見ていてください!

 

――今後、Amebaがどう進化していくのか楽しみですね。本日はありがとうございました!

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