ゼロからのキャリアチェンジ 教師を目指した私のIT奮闘記

大学で教師を目指しながら、アルバイトをきっかけにITの世界へ。新しい環境に飛び込み、今では事業に欠かせない存在として活躍する浜川さん。そんな彼女の未経験からの挑戦を成功に導いたこれまでの道のりや仕事への向き合い方についてお話をうかがいました! 

執筆:島袋 博之

  • 浜川 涼夏
    2018年株式会社シーエー・アドバンスに中途入社。CS、営業を経て現在はドットマネーのアカウントプランナーとしてオペレーションの整備に奮闘中。
  • 島袋 博之
    2023年株式会社シーエー・アドバンスに中途入社。 2024年6月にCA新卒採用アシスタントチームのマネージャーに就任。 現在は5歳と2歳の息子を持つパパ社員。

教職を目指していた中での新しい挑戦

島袋

まず、浜川さんが教職を目指していたきっかけについて教えてください。

浜川

大学の学科で、教員免許(国語・日本語)か図書館司書の資格取得が主な進路だったのが大きいですね。もともと「人に何かを教える立場」に興味があり、子どもの教育に携わるのも素敵だなと思って、教職課程を履修しました。

島袋

そこから、どのような経緯でIT業界へ?

浜川

教職課程を履修するために大学に長く在籍していた時期があって、その間にアルバイトとして派遣で働き始めたのがシーエー・アドバンスでした。当時はあくまで「一時的」な感覚で働きながら教育実習にも行きました。

島袋

教職になる道と、シーエー・アドバンスで働き続ける道。最終的に、後者を選んだ決め手は何だったんですか。

浜川

教育実習で理想と現実のギャップを感じたのが一つのきっかけです。高校での教育実習では、指導の難しさや先生という立場の厳しさを目の当たりにして、「少し違うかもしれない」と感じました。

ちょうどその頃、所属していたCS(カスタマーサポート)チームで、自分たちで「ユーザーの問い合わせ解決率80%」という目標を立てて主体的に仕事に取り組んでいたんです。その結果、チームや個人で表彰してもらえるようになって。「ここでなら、自分の力で成功体験を積める!」という手応えを感じたのが、大きな決め手になりましたね。

これまでのヒストリー

島袋

CSから営業へ、そして現在はアカウントプランナーと、社内でも様々な役割を経験されていますよね。

浜川

そうですね。CSとして3年ほど経験を積んだ後、社内でリモート営業部隊を立ち上げるというタイミングで声をかけていただきました。これも初めての試みで、大きな挑戦でしたね。

島袋

浜川さんと言えば営業のイメージが強いんですが、CS時代と比べて大変さだったりやりがいを感じた部分はありますか?  

浜川

正直、最初の頃は毎日泣いてしまうくらい辛かったです(笑)。でも、上司の森さんが親身に話を聞いてくれたり、周りのメンバーへ相談するうちに、少しずつ前を向けるようになりました。

徐々に大きなクライアントを担当するようになり、自分の仕事が数億円規模のサービスの成長に直接繋がるという経験ができるようになってからは、すごく楽しくなりました。「サービスをいかに伸ばすか」という視点で考えられるようになったのは、営業を1年半ほど続けた頃からです。   

島袋

数億円規模...桁が凄いですね!!常に活躍してる浜川さんにもつらい時期やそれを乗り越えた過去があり様々な経験を経ての今があるんですね。成功体験を積み上げた結果ですね。

島袋

CS時代も営業時代も、数々の表彰を受けてきた浜川さんですが、目標達成のために意識していたことはありますか?

浜川

「周りをいかに巻き込めるか」を常に意識しています。特に営業時代は一人で担当していたので、自分だけの力では限界がありました。

例えば、私自身の目標達成のために、アシスタントの方々にも「打ち合わせの決定率を70%に引き上げる」という具体的な目標を共有し、協力をお願いしました。メールの文面を一緒に考えたり、お客様のニーズを事前にヒアリングしてもらったり。インサイドセールスのような役割を担ってもらうことで、チーム全体で成果を追う体制を作りました。その結果、打ち合わせの母数が増え、比例して契約件数も伸びていきました。

島袋

なるほど!チームで勝ち取った成果だったのですね。

浜川

はい。それに加えて、お客様に対して「誠実であること」は常に心がけています。要望をただ聞くだけでなく、時には「そのやり方はリスクがあるので、やめた方がいいです」と議論を交わすこともありました。そうやって本気で向き合うことで得られる信頼が、何よりも大切だと感じています。

島袋

素晴らしいですね!僕も「誠実さ」は凄く大事だと思っていて顧客にはもちろんだと思うんですが、メンバーや仕事をする上で関わる人全員に対して誠実でいる事は一つの強みだと思います。

1日のスケジュールについて

島袋

日々多忙かと思いますが、営業時代と現在とでは、1日の過ごし方も変わりましたか?

浜川

全く違いますね。営業時代は、朝のミーティング後、1日に多い時で4件ほどのアポイントをこなし、提案資料の作成や契約後の開発サポートまで、マルチに動き回っていました。

現在は、新設された部署で、導入済みクライアントのサポートや、サービス運営の基盤を整える業務が中心です。正直、「今日一日、何をやったかな?」と感じてしまう日もあるくらい、細かいタスクの積み重ねです。でも、今後のサービスの成長を支えるための重要な「地盤固め」のフェーズ。これからコンサルティングのような役割も担っていく予定で、とてもやりがいを感じています。

島袋

どんな職種でも自分の役割をしっかり全うする姿勢が浜川さんらしいですね。ちなみに僕も複数のチームを見ている中で「今日一日、何をやったかな?」はよくあります(笑)。

休みの日の過ごし方やリラックス方法

島袋

オンオフの切り替えで、意識していることはありますか?

浜川

休日は、友人と会って話したり、お酒を飲んだりしていることが多いですね。人と話すことが一番のストレス発散になっていると思います。一つだけ決めているのは、プライベートでは仕事の話はほとんどしないこと。意識的にオンとオフを切り替えることが、また仕事を頑張るためのエネルギーになっています。

島袋

大事ですよね、僕も休日は子供たちが遊んでる姿をただぼけーっと見るのが癒しだったりします。そうしてると妻に「パパも一緒に遊びなさい!」って怒られるんですけど。

今後のビジョン

島袋

最後に、浜川さんの今後のビジョンについてお聞かせください。

浜川

2、3年前からずっと変わらないのですが、「〇〇といえば浜川」と呼ばれる、代替のきかない存在になることが目標です。

以前は「ドットマネーのことなら浜川」でしたが、最近はより視座を上げて「何か新しいことを始めるなら浜川」と、一番に声をかけてもらえるようになりたい。実際に、新しい部署の立ち上げに抜擢してもらえたのは、その目標に近づけているのかなと嬉しく感じています。

人を導くマネジメントはまだ苦手意識がありますが、まずは自分がプレイヤーとして道を切り拓き、組織に貢献していきたいです。

  • 執筆島袋 博之

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