【評価に直結?】Ameba流 生産性向上に向けた施策に迫る!

Ameba事業本部で行われている取り組みの1つ、「10x」(テンエックス)プロジェクト。 組織全体で「生産性向上」に向き合う企画とのこと。『10x賞』なる賞もあるとか…? プロジェクトの全貌と、"生産性に向き合える秘密"をプロジェクトの発案メンバーに聞いてみました!

出演:三島木一磨・岩永翔・木本亮司・松岡啓介 取材・文:歌代夏子・樋山敬太・松岡啓介 編集:Ameba編集部

  • 三島木 一磨
    【10x運営メンバー】 #エンジニア #10新卒 #健康診断が好き
  • 岩永 翔
    【10x運営メンバー】 #エンジニア #CA叩き上げ新卒 #笑い声がデカイ
  • 木本 亮司
    【10x運営メンバー】#プロジェクトマネージャー #中途風新卒 #コスパ重視
  • 松岡 啓介
    【インタビュアー】#22中途入社 #PM #スニーカー芸人

生産性向上の10x(テンエックス)プロジェクトについて

今回は10xプロジェクトを運営されている、木本さん、三島木さん、岩永さんに詳しくお話を伺ってきました!

10xプロジェクト運営メンバーの集合写真。左から、木本、三島木、岩永。
最高の笑顔をありがとうございます

10xプロジェクトの運営の背景

10xプロジェクトとは、ビジネス職やエンジニア職など職種に関わらず「生産性向上のためにできる事を見つけて、個人もしくはチームで取り組もう」という企画

松岡

早速ですが、10xプロジェクトってどうして始まったんですか?

岩永

Amebaは開発サイクルが長いため、市場でチャンスがあってもリリースまでに時間がかかってしまい、その流れに乗れないことが課題だなと思っていて。

事業を継続・運営する上で、それを改善したいという想いから生まれたのが、10xプロジェクトだったんです。

松岡

運営メンバーがこの3人になった背景はあるんですか?

岩永

まずは、同じような課題感を持っていた三島木さんと一緒に始めました。

最初の1年ぐらいはソフトウェアのデリバリーサイクルを中心に考えていたのですが、最近になって開発以外にも広げたいなと思い、推進力に定評のある木本さんをアサインしました。

木本

それまでもメンバーとして生産性向上の取り組みに参加したことはあったのですが、今回「事業部全体に広めたい」ということで運営メンバーに声をかけてもらいました。

10xプロジェクトで、表彰が存在するって本当?

10x賞についての説明が書かれたスライド
松岡

10xプロジェクトでは表彰があって受賞するとインセンティブも…と聞いたのですが、これはどんな経緯があったんですか?

三島木

元々はインセンティブを出すというより、「取り組み自体を周知して、表彰しようか」という方が先で、後からインセンティブがついた形です。

岩永

文化形成の一部に入ると思っているので、尊いものとして褒めたかったんですよね。

いろんな職種がこういった取り組みに向き合ってることは誇らしいことなんだよ、っていう。その手法の1つとして表彰も選んでいるって感じですね。

木本

今までは、一部の人が負債解消とか属人性解消みたいなことをボランティア的にやってくれていたんですが、そこの動きをちゃんと褒めてあげて、取り組むことが当たり前だよねっていう空気感を作るためにも表彰がいいんじゃないかっていう話になったと記憶しています。

10x運営の方々の話を聞いていると、「生産性向上に取り組むこと」が大切なことであるという考え方が文化として浸透してほしいという背景がありました。

生産性向上のような、必ずしも直接的な成果につながるわけではない取り組みに対しても表彰する文化は社内外を見渡しても数少ないのはないでしょうか。

我々としても積極的に参加していきたいと感じました。

実際にAmeba内で「生産性」に課題を感じている人はいるのか?

そこで今回、Amebaのメンバーに「生産性についてどう思っているのか」をヒアリングしてみました。

実際に90%以上の人が生産性について課題を感じているそうです。これはなかなか大きな課題ですね。

「業務をする中で生産性に感じたことがある人」が90.2%いることが分かるグラフ

課題を感じた人の中で、生産性の向上を試みたができなかった・しなかった理由としては、「業務を優先することによるリソース不足」や「時間がかかってしまうこと」などが大きいようです。

「生産性の向上を試みたができなかった・しなかった理由」が分かるグラフ

10xプロジェクトはこういった「生産性向上をしたいのにできない環境」を解消するために、取り組むこと自体を評価するための1つとして、表彰などの取り組みを行っているんですね。

今後の10xプロジェクトについて

松岡

10xプロジェクトが成功したと言えるのは、どのような状態なのでしょうか。

三島木

まずは10xっていう言葉が浸透することです。「あ、ここもっと10xできるんじゃない?」という会話が自然に出る状態ですね。

みんなが生産性向上に目を向けて、10xという言葉が勝手に出てくるみたいな。

岩永

僕の中で目指したいのは定量評価。人間がオペレーションしなきゃいけない時間が減ったとか、定量評価が適切にできる状態。

そのためにも、運用実績を集めることを1個のステップにしたいと思っています。評価指標を作って、取り組みが継続運用されるようにしたいと考えています。

松岡

最後に、Amebaの皆さんに伝えたいことがあれば教えてください。

木本

普段自分がやってる業務を疑って欲しい。

もっといいやり方があるんじゃないかとか、もっと賢いやり方をやってる人がいるんじゃないかとか。

情報を積極的に取りに行くことを癖付けして触れるといいかなと思っています。

当たり前にやってることは当たり前にしないで欲しいですね。

岩永

開発生産性が高い組織は事業がちゃんと伸びているという研究結果はでているが、”理論上やったほうが良い”という域を超えていない。

なので、自分たちの観測範囲できちんと開発の生産性向上を組織に適応することでAmebaの事業が伸びたと言われるところまで持っていきたいと思っています。


三島木

普段自分が関わっている開発とかの外に、生産性を上げられる可能性がいろいろあるなと思っています。

なので、そういうところにもっと目を向けて、みんなで爆速にしていきたいです!

最後に

業務を進めていく中でなかなか優先して時間を割くことが難しい、生産性向上。

このような課題に対しても評価される仕組みを作り、生産性向上に向き合うことを「当たり前」にするような文化形成が、「10x」というプロジェクト内で行われていました。


Ameヨコでは他にもたくさんの取り組みが紹介されているので、ぜひ他の記事もご覧ください!

  • 出演三島木一磨・岩永翔・木本亮司・松岡啓介
  • 取材・文歌代夏子・樋山敬太・松岡啓介
  • 編集Ameba編集部

公開日:

最終更新日: