【大公開】“ピグ”のアートディレクターの仕事に迫る!

執筆:和田 智子

  • 和田 智子
    2013年株式会社サイバーエージェントに入社。 アメーバピグでデザイナーを経て、現在ピグパーティでコラボ案件のアートディレクションを担当

【はじめに】

こんにちは!ピグパーティでアートディレクターをしている和田です。

現在ピグパーティでは、ユーザーにサプライズを提供し続けるためほぼ毎日アイテムがリリースされています。

アイテムができあがるまでの工程で、私たちアートディレクターがどのような部分にこだわりながらものづくりをしているのかを今回は簡単にお話していこうと思います!

まず、アイテム制作には主に次の職種が関わっています。

このほかにも、制作進行管理やアニメーターや販売アシスタントなど...ひとつのアイテムが生み出されるまでに関わる職種はさまざまです。

次に、アイテムができあがるまでのざっくりとしたフローはこちらです。

今回はアートディレクターが特に注力している赤枠部分についてピックアップしてお話します。

【ジャンルのバランスを意識したテーマ決め】

主なメンバー:プランナー、アートディレクター

1か月分のテーマの大枠をまとめて決める日が月に1度あります。

人気のジャンルに偏ることが無いように毎回メンバー全員でアイデアを出し合い、時にはアイデア同士を掛け合わせて決定していきます。このミーティングだけで1日が終わることもしばしば。

【最大限魅力的なテーマにできているか資料チェック】

主なメンバー:プランナー、アートディレクター、アイテムディレクター

テーマ決めで決まったテーマを、きせかえが最大限楽しめるようなアイテム数まで分解し、『オリエン資料』を制作します。実際にアイテム制作をするイラストレーターに依頼するための資料なので、全体のイメージが伝わりやすい内容にする必要があります。

例えば...「クールなバンドマン」というテーマだが、ピンクのふりふりワンピースがラインナップに含まれてしまっていないか?など。そのシリーズを求めるユーザーがどれも欲しくなるようなラインナップにする必要があります。

【印象の差別化が重要となってくるイラストチェック】

主なメンバー:アートディレクター、イラストレーター

オリエン資料を元に、イラストレーターが実際にアイテムを描き始めます。アイテム数が多いテーマや新しい表現に挑戦するテーマなどはまず全てのアイテムを着合わせたラフを描いてイメージのズレがないかをチームで擦り合わせます。

いろいろな組み合わせをしてきせかえを楽しめることがアバターサービスとして重要なため、アイテム単品の新規性もある程度、必要となってきます。

また、ピグのアバターは仮想空間上を歩き回れるため、最終的に関節ごとに切り分ける作業が発生します。動いた時にも可愛くみえるようなピグ化が理想です。

【世界観の第一印象を伝えるバナーチェック】

主なメンバー:プランナー、アートディレクター

新作アイテムがユーザーにお披露目されるとき、ほとんどの人がまず目にするのが『バナー』です。とても重要な役割を担っているため、時には構成案を作ったり雰囲気のイメージを具体的に伝えてワクワクできるクリエイティブになっているかを確認します。

バナーが完成したらあとはリリース!

みなさんの元にアイテムが届きます!🎉

【さいごに】

いかがでしたか?

見た瞬間に「かわいい!」「欲しい!」と思ってもらえるような世界観&アイテムを生み出せるかは私たちアートディレクターの腕の見せ所です!


ユーザーのみなさんにアイテムからもサプライズを提供し続けられるようこれからもチーム一同頑張りますので、ピグパーティを引き続きよろしくお願いします!

  • 執筆和田 智子

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