「わたしたち、育休取得した経営陣です!」育休が2秒で快諾される、"取るのが当たり前"な環境とは
育休や産休が働くママパパにとって当たり前になってきた昨今。 しかし、サイバーエージェントで考えると、 「家庭と両立させながら働くのが難しいのではないか」 「将来ママパパになりたい私は長く働けないのではないか」 と思っている人も多いのではないでしょうか? そこで今回は「とある方々」にAmebaでの育休・産休の実情を伺ってみました。
登場人物MEMBER
- 橘 勇輔
- 2012年にサイバーエージェントに新卒入社し、広告代理部門に配属後、スマートフォンサービスの責任者に転向し6つのプロジェクトに従事。その後、サイバーエージェントの自社サービスの広告マネタイズ部署に参画し、複数の局長と経営管理室長を兼任し、2018年10月に全社ベストマネージャー賞を受賞。2019年10月より、Ameba広告事業の統括を現任。 4歳と0歳の娘を持つ2児のパパ。
- 岩永 翔
- 2012年にサイバーエージェントにエンジニア新卒入社し、技術本部で横軸のSRE活動に勤しみながら、3年前にAmebaの技術責任者としてAmebaに異動。 システム改善やコスト改善など大きなシステムプロジェクトを動かす。2020年にCA BASE AWARDでベストリーダー、2021年に全社表彰でベストエンジニア受賞。 1歳の男の子と2ヶ月後にもうひとりの男の子が産まれる2児のパパ。
- 田島 隼人
- 2013年にサイバーエージェントに新卒入社し、新規事業開発室のプランナーとして配属。その後、プラットフォーム事業部やマーケティング本部での業務を経験し、2018年に Ameba事業本部へ異動。現在はAmebaボードメンバーとしてマーケティングを メインミッションとしつつ、経営管理や戦略策定、DX人材育成など幅広い業務を担当している。 妻と2人の子供(長男3歳、長女1歳)との4人暮らし。
- 吉野 成美
- 2019年にサイバーエージェントに新卒入社し、サイバーエージェント子会社であるアプリボットに出向。グローバルパートナー事業部にてマーケティングやプロモーションなどを含む海外ゲームの日本展開を担当。2021年12月にAmebaに異動し、現在はAmeba発のスキンケアブランド「BOREDER FREE cosmetics」のプロモーションを担当している。
わたしたち、育休取得した経営陣です!
プロフィールやタイトルでお気づきの方が多いと思いますが、
今回は、「育休取得をした経営陣」の皆さまにお集まりいただきました!
実はAmebaでは冒頭でお話したイメージとは裏腹に、昨年ボードメンバー9名のうち4名が育休取得をされたようです。(うち1名はAmebaの事業責任者)
その中からお時間のあった3名にお話を伺い、経営陣が育休を取得できるAmebaの職場環境に迫りました。
つい本音が?経営陣が育休を取得するきっかけとは
それでは早速ですが、事前にいただいた育休~復職までのヒストリーを参考に、当時のことをインタビューさせてください!
まず、橘さんが育児休暇を取得されたきっかけをお伺いしてもよろしいでしょうか?
きっかけは子供が生まれたからではあるんですけど・・(笑)
当時はコロナでもなかったので、平日は帰宅するのがどうしても遅くなってしまってたんですよね。なので、最初のちょっとした期間を一緒にいたかったというのと、妻が里帰り出産で大変そうという2点があったのがきっかけですかね。
橘さんは昨年誕生されたお子さまもいらっしゃいますが、そのときも育休は取得されたんでしょうか?
2人目のときも2週間取ったかな!
ですよね!橘さんのブログを拝見したときに「ワンオペWeekが始まった」と書いてあったので取得されたのかな?と思いました。(橘さんのブログより)
そうそう。2人目の時は、妻が入院している間に長女を見るために取得しました。
田島さんはヒストリーを拝見したところ、ご長女の手術があり、家族サポートのために取得されたのがきっかけでしょうか?
そうですそうです。期間としては約1か月取得しました。長男の育児や長女のお見舞いに行ったりとかを主にしていましたね。
ご長男の時は育休は取得されましたか?
取らなかったですね。産まれて2日とかはお休みをいただきました!
岩永さんはいかがでしょうか?
きっかけは・・妻にずっと好きでいて欲しいからですかね(笑)
今は子供を溺愛してるんですけど当時は子供がーとかの実感は全然なくて。完全に妻きっかけでの育休ですね。
本音ですよね(笑)
なるほど(笑)
素敵ですね!奥様とは育休について話し合いはしましたか?
しましたね。
育休は元々取りたくて取ることは決めてたんですけど、期間をどれぐらいにしようかなーって。
3ヶ月ぐらい取るか?という話し合いもしたんですけど、流石に業務影響も読めなくて一旦1ヶ月で!と調整しました(笑)
結果、1か月半くらい育休取得しました。4月頭に生まれたので、ゴールデンウイークも挟んでそれくらい取得できましたね。この1か月は橘さんと同じで、妻の実家で過ごしました。
2秒で快諾!「産まれたら取る」が当たり前になった環境
実際に育休を取得するということを相談したときの周りの反応はいかがでしたか?
橘さんの1回目の育休は2017年なので、そこまで男性の育休が一般的ではない印象が個人的にはありますが、どうでしょう?
当時は営業組織にいて、コロナでもないので、周りで育休取得した人が少なかったですね。
でも相談したときには「もちろん!」という感じで、みんなからもお祝いしてもらって歓迎ムードでしたね。
営業組織のボードの中でも子供いるのが1人だけ、結婚しているのも1人だけだったので、取りにくいかなと思ったのですが全然大丈夫でしたね。
そうだったんですね!2回目の時は最近ですよね?
そうです。2回目の時はもう「生まれたら取るのが当たり前」って感じですかね。この3年で環境は変わったと思います。
そうですね。それ思いますね。
田島さんも周りの反応はそのような感じですか?
そうですね。ちょうど育休を取る人が増えていたタイミングだったので、上司に相談するのも抵抗なかったです。
それこそ、事業責任者の下山さんと橘さんにSlackで相談したんですけど、2秒くらいで「いいよ!」と返ってきて有難いなと思いましたね(笑)
周りの人もすごく温かくて、引き継ぎも快く受け入れてくれました。
2秒はすごいですね・・!(笑)
1人目の長男の時に育休取得しなかったことを改めて考えると、やっぱり当時あんまり取得している人がいなかったんですよね。
だから、「生まれたら取るでしょ」みたいな空気感ではなく、そこまで踏ん切りつかなかったというか。
2人目の時は徐々に育休取るのが当たり前になってきた感じがありますかね。
当たり前になったのは時代の変化ですかね?何かきっかけとかはありましたか?
時代の変化ももちろんあるんですけど、先ほど言ったように、単純に周りで取得する人が増えていって、「あの人取ったよね、じゃあ自分も」みたいな思考になっていった感じですかね。
育休・復職の不安は特になし?周りのサポートと時代の変化
ボードのみなさんは業務が多いので、引継ぎも多かったと思うのですが、大変だったことや不安だったことはありますか?
田島さんは育休相談~取得まで約1か月でしたがどうでしょう?
僕の場合は割と特殊で、色々やっていることの数が多いタイプなので、抜け漏れがないようにタスクを洗い出して、1人1人に相談してました。
あとは、経営陣の会議にもっていって、「この場で引継ぎを決めさせてください!」と相談したりしていましたね。
長期間職場を離れる上で、不安だったこととかはありますか?
当時、Ameba外からの組織からスポットで案件が入ることがあって、その対応を私がしていたので、そこだけちょっと心配でしたね。結論、問題なく引き継がせてもらったので大丈夫でしたが!
岩永さんはいかがでしょう?特にエンジニアの引継ぎというのが私はあまり想像できないので、気になります。
私はエンジニアといってもマネージャーよりで、局長もやっていたんですよね。
なので、局の運営はこの人に任せる、エンジニアのバックエンドの役割はこの人に任せるみたいに自分の役割を洗い出して役割ごとに引き継ぐ人を決めていましたね。
「育休に入るので、お願いしてもいいですか?」と1人1人にお願いしに行きましたね(笑)
そのように引継ぎされてから、復職される際は皆さん不安などはあったのでしょうか?
橘さんはどうですか?
え〜そうですね。インタビュー向きじゃないですけど、なかったですかね。
なんと!なかった理由とかはあるのでしょうか?
ちゃんと引継ぎをしてたっていうのもありますかね。
あとは、1回目の育休よりリモート文化が根付いた2回目のほうが不安はなかったですね。
みんなリモートしていたので口頭ではなくSlackにテキストで残っていて、議事録を取る文化もあるし、心配はなかったです。
岩永さんはいかがですか?
橘さんと同じようにSlackを見ればわかるので、復職のハードルは低かったように感じます。
育休を取った方がより家族の時間が増えた。復職してからの家族の時間
復職してからも家族の時間は持てましたか?
育休取ってから家族の役割分担など変化があれば教えていただきたいです。
育休取得してからのほうが、家事育児に費やす時間は増えましたね。
それまで育児とか家事にそんなにコミットしてなかったんですよね。
でも育休期間で妻の大変さがわかったというか。あ、これ全然インタビュー用じゃないですよ!(笑)
思ってないです思ってないです!(笑)
育休中に家事育児の勝手がわかったので、勝手に手が動くじゃないですけど、率先してやるハードルが下がりましたね。
なるほど!それは育休の良い影響ですね・・!橘さんはいかがですか?
1人目の時は全然家事とか家のことやってなくて。平日は仕事で夜遅く帰ったりとか。
ただ、育休取ってから家事出来るようになったのと、子供と一緒にいて心境の変化があって、一緒にいたいなって思ったことから変わりましたね。
今は早く帰宅して・・という感じでしょうか?
今は飲み会もないので早く帰れるし、リモートしているときは夜一緒にご飯食べれるようになりましたね。
あ、あと洗濯機が回せるようになったのも変化ですね(笑)
洗濯機回せなかったんですか!?(笑)
わかります!洗濯機難しいですよね(笑)
私も1人暮らしするまでは出来なかったです!
ここで同意を得られるとは思いませんでしたが、よかったです(笑)
岩永さんはいかがですか?
家事分担は全く変わっていないですかね。
もともと私は家事を半々・・いや、妻のが多いので3:7くらいでしていたんですけど(笑)
子育てで発生するタスクをちゃんと育休中に学んでスタートダッシュをすることができたので、復職してからも変えずに行くことができましたね。
なるほど!ちなみに今は何を担当されているんですか?
最近だと・・朝に子供を起こして、おむつ変えて、服着替えさせて、ミルク飲ませて、洗濯して干して、洗い物して、仕事に入るって感じですかね。
おお・・すごいですね!
私1人でも洗濯機の中に濡れたまま放置とかしてしまうので、朝仕事前に干せるのすごいです・・(笑)
育休に限らず、ライフイベントで絶対に手助けしてくれる人がいる
最後に、これからAmebaに入る未来のママパパ社員さんに向けてアドバイスやメッセージをお願いします!
社会の流れもあると思いますが、その中でも弊社は女性や育児社員の働きやすさは先進的で、ストレスなく働けるかなと思います。
働くうえで重要な部分だと思うので、ぜひその懸念を払拭したうえで、働いてもらえたらなと思います。
Amebaは高い水準でワークライフバランスを実現できると思っています。
やりがいのある仕事と家庭の両立ができ、育休をとってもチャレンジできる環境があるので、ぜひお待ちしております!
そもそも育休を取れるのかなって不安があると思うんですけど、「育休をとってくれ」「育休をとれないなら、その分の仕事を私や僕がやります」と言ってくれる子がいる環境がAmebaなんですよね。
育休に限らず、ライフイベントで絶対に手助けしてくれる人がいるので、とても働きやすいんじゃないかなと私は思いますね。
データで見るママパパ社員!
経営陣の皆さんからは「働きやすいAmebaの実情」を伺えましたが、プレイヤーとして働いているママパパ社員さんはAmebaをどう思っているのでしょうか?
Amebaのママパパ社員さん11名にアンケートを取ってみました!
ますは、ママパパ社員さんの育休・産休取得率や働き方について。
育休取得割合は約8割!ほとんどのママパパが育休を取得していることがわかります。
また、復帰してからの働き方はフルタイムでリモートを取り入れている方が多いようです。
次に働きやすさはどうでしょう。
ママパパ社員にとって、Amebaの働きやすさは100%!
ママパパ社員同士に限らず、組織としてお互いに尊重しあっているので、働きやすいということが理由としてあげられていますね。
また、経営陣が積極的に育休を取ったり、家族優先のスタンスでいることがそのような空気感を作っている1つの要因かもしれませんね。
最後に
私は昨年の12月にAmebaに異動してきたばかりですが、「育休を取得した経営陣」を中心に、Amebaでのママパパ社員の働きやすさが伝わり、育休に対するハードルが低くなりました。
また、今回のインタビューやアンケートを通して、皆さんが本当に温かく、まさにインタビュー中に田島さんがおっしゃっていた「Slackで相談したら2秒で返信が来た」という状態でした(笑)
育休・産休に限らず、多くのことを相談できる先輩がたくさんいる環境がAmebaだということが皆さんに少しでも伝わりますと幸いです。