「正直、忙しい?」若手局長に密着してみたら……今日から使える仕事術が聞けました

Amebaブログの投稿・閲覧・収益の成長を担うブロググロース局で、新卒入社から3年目にして、局長を務めている池田哲人さん。局内にとどまらず、Ameba全体の経営ボードメンバー、事業部内での若手成長プロジェクトのリーダーとして活躍。また、サイバーエージェントの次世代経営幹部候補育成プログラム「Break8」にも選抜され、成果を上げています。 そんな活躍社員の池田さんが、普段何を考え、どんな仕事をしているのか?また、多忙な中でも、アウトプットの質を維持するための取り組みについて、密着取材を通じて語っていただきました。

出演:池田 哲人 取材・執筆:千葉 健登 撮影:田島 隼人・西村 大河 取材・執筆協力:平岡 裕梨・中山 春菜・窪 咲子 デザイン協力:湖中 美緒

1日のスケジュールに密着

10:00〜 勤務開始!まずはSlackをチェック

slackを確認する池田さん
「興味のあること・自分に関係することを漏れなくキャッチアップするため、Slackのカスタムメンション機能や検索機能をフル活用しています」

10:30〜 採用方針決めのミーティング

採用方針決めのミーティングの様子
「採用活動の一環としてメディアの取材を受けたり、大学で授業をさせてもらったりすることもあるんです」

ビジネス職の中途採用チームとのミーティング。職種ごとに採用チームがあって、どんな指標を追っていくかをリーダー陣で話します。採用活動では、チームの意思決定だけでなく自分自身が面接の選考官やインターンのメンターをやることも。人と話すのが好きなのでたのしいです!

11:30〜 事業数字の読み合わせ会

急いで移動する池田さん
「ダッシュで次のミーティングに向かいます(笑)」

次はブロググロース局内のリーダー陣とのミーティングへ直行。事業数字の進捗を確認し、課題への向き合い方などを決めていきます。施策の具体的な部分を一緒に考えることもありますが、今はリーダー陣との調整やフィードバックがメインです。

12:00〜 ランチ

美味しそうなハンバーグのお弁当
今日は社内イベントで、お弁当が用意されていました。うらやましい。

13:00〜 チームメンバーと1on1

1 on 1の様子
隔週で10〜15名と1on1。メンバーのケアや成長のサポートが手厚い印象の池田さん。

期末の振り返り面談は1on1形式で行っています。評価やフィードバックも丁寧に行いたいので、時間を取って準備します!

17:30〜 Amebaの経営ボード会

個室ブースで作業する池田さん
「リモートミーティングも多いので、オフィス内の個室ブースも活用します」

Amebaの経営陣とのミーティングでは、Amebaとして重要な意思決定をしています。「コロナや政治情勢の変化に対してメディアとしてどう対応するか」といった時事的な話題を議論することも。Amebaのオーナーとしてどう動くか、パターン出しをしてボード会に持ち寄って検討します。ここでも事前準備は欠かせなくて、時間を作って材料集めや長期的なビジョンを考えていますね。

密着してみると業務の幅が想像以上に広い……!

池田さんのチームメンバーでもある筆者が気になる質問をぶつけてみました。

Q. 見ている範囲がすごく広いですよね。メインで取り組んでいる仕事ってどれにあたるんでしょうか?

今はブロググロース局の下半期の戦略がメインですね。「プロダクト成長のために何が必要か?」リーダー陣と話し合いながら、いくつか仮説を立てていて。その仮説ごとにチームを作って、同時並行的に仮説検証しているところです。各チームと密にコミュニケーションをとって、企画について話し合ったり、施策実行のディレクションや、数字進捗確認も行っています。改善の余地がありそうな場合は、一緒に戦略を練ったりもしますね。

Q. ぶっちゃけ、日々忙しいと感じますか?

う〜ん……。全体的に、どの仕事もたのしみながら取り組んでいて。忙しかったり、辛いと思うことはあまりないですね。いや、本当に(笑)。正直、手を抜けばすぐに終わる仕事もあるとは思うんですが、あえて時間をかけて、質にこだわるようにはしています。採用や1on1も意外と大変ではなくて、コミュニケーションの中で皆さんのいろいろな一面を引き出そうと意識するようになってからは新しい発見も多いです。

Q.どの仕事もたのしんでいるとのことですが、池田さんがやりたい仕事ってできてるんでしょうか?

やりたい仕事ってなんだろう(笑)。でも、育成やデータ活用周りで自分が課題意識を持っていたところに切り込む動きは特にやりがいを持てているかも。現状、若手が勉強する時間、自己研鑽に使える時間って実は少ないように感じていて。そうすると、部署横断的なプロジェクトだったり、新しい取り組みができなくなってしまいますよね。直近だと「データ村塾」というデータ活用人材育成の研修をやってみたんですが、参加したメンバーが想像以上に成長してくれましたし、次回は参加したいと言った意見も多くの方からいただきました!

データ村塾が行われている会議室
データ村塾ではデータ分析に関する実践的な練習問題を解いたり、分析ツールの知見の交換などをしているそうです。

あと今のポジション自体も「Amebaにとってブログ投稿者が減ってきているのはやはりクリティカルな課題で、向き合ってみたい」という話を上司にしていたことで任せてもらえるようになった経緯があります。

Q.多くのプロジェクトを手掛ける上で、やりたい仕事の時間を確保するための習慣はありますか?

意識的に立ち止まる時間は作っていますね。その一環で、今年に入ってから毎日日記を書いているんです。これが結構、日々の振り返りに役立っていて。今日やったこと、学んだこと、ふと思ったことを書き出したりとか。ジャーナリングのような形式で、整理した情報ではなくて、頭に浮かんだことを書いていきます。そうすると、なんでこれに時間つかえてないんだろうとか、これがよくないんじゃないか?こうしたらいいかも?みたいなことが浮かんでくるんです。先輩社員が土日に思ったことを書き出すようにしていた、というのを聞いたのもきっかけのひとつです。

スマートフォンでつけている日記のイメージ
携帯のメモに残しているという日記。ジャーナリングは思考整理の手法のようです。

あとは日々の小さな工夫として、早めに処理できるような仕事は後回ししないことを心がけています。たとえば、作業中にちょっとした依頼がきたら、やっていた作業を中断してすぐに対応したり。なるべく早く相手にボールを返すようにしています。時間がないからと後回しにすると、自分のタスクとしてどんどんたまってしまうので、気をつけていますね。

Q.ミーティングを減らしたり・短縮するためのテクニックってあったりしますか?

これは最初にリーダーになったときから意識していることですが、定例会議をとにかく減らしています。「毎日やる必要ある?」「とりあえず1時間取ってるけど、短くできないんだっけ?」と自問自答して、例えば45分ぐらいかかりそうなミーティングをあえて30分に設定することでその時間内で終わらせられるようにしたり。時間を有効活用できるように意識しています。

インタビューを受ける池田さん
多忙な中、サービス精神旺盛で何でも答えてくれる池田さん

Q.自分でやること、メンバーに任せることは、どうやって分けているのでしょうか?

正直、もともとは自分でやってしまうことが多かったです。人に依頼するのが申し訳ないという思いもあって......。一時期、なんでも自分でやっていて、パンクしかけたこともありましたね。今ではとにかく人に任せるように意識しています。なんでも自分でやっていた頃は、最初は自分でやる前提で、人にどこまで任せるか?を考えていたんです。今は考えを変えて、まずは人に任せてしまう。その上で、どこまで行ったら自分が入らないとまずいか?線引をするという見方をするようになりました。

Q.息抜きできていますか……?

お笑いが好きなので賞レースの後とか一般の人がどれくらい見たり、発言しているか?が気になって、Slackで検索してたりしますよ(笑)。お笑い以外でも意識しているのは、スキマ時間でSlack上のとにかくいろんなチャンネルを見るようにしています。冒頭で紹介したカスタムメンション機能で組織全体にワードを登録して、情報をキャッチアップしたり。どんな情報でも仕入れたいですね。自分の知らないところで出ている気になる話題を見つけて顔を出すようにすると、コミュニケーションの範囲が広がります!

slackのカスタムメンション設定
会社ではいろんな名前で親しまれているようです。

幅広い領域で活躍されている池田さん。密着取材を通し、仕事を全力でたのしんでいる様子が伝わってきました。

  • 出演池田 哲人
  • 取材・執筆千葉 健登
  • 撮影田島 隼人・西村 大河
  • 取材・執筆協力平岡 裕梨・中山 春菜・窪 咲子
  • デザイン協力湖中 美緒

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