締め会では語りきれない想いを届けるAmebaLIFE社内報

2025年4月に組織が統合され、AmebaLIFEとして新しいスタートを切りました。この変化のタイミングで、リニューアルされた社内報が組織を繋ぐ重要な役割を担っています

AmebaLIFEの社内報は、組織の公式な動きを伝える「A面」と、メンバー個人の想いやライフスタイルにフォーカスした「B面」の二段構えで構成されています。


毎月の締め会は限られた時間で行われるため、どうしても情報の要約が中心になります。しかし、施策の裏側にある試行錯誤やメンバーの熱量までは、十分には伝えきれないのが実情でした。「締め会では伝えきれない、会社の取り組み・裏側・想いを社員に届けたい」という意図から、社内報の制作がはじまりました。

全員を主役にする運用と「つながり」の届け方

運用の面では、毎月月初に編集会議を行い「同じ人ばかりではなく、できるだけこれまでに登場したことない人にもお声がけをする」という方針のもと、多様な職種や年次のメンバーを取り上げることで、全員が組織の一員であることを実感できる仕組みを作っています。


その内容は多岐にわたり、事業に関するものから施策の説明、メンバーの業務効率を上げるテクニック紹介、趣味を紹介するコーナーまで。


配布方法についても、オフィスのデスクで気軽に手に取れる「紙」の配布に加え、Slackでのデジタル版配信を併用しています。

メンバーおすすめの飲食店を紹介するコーナーも。

また、新たに加入した方を紹介する「NewFace」コーナーや育休復帰のパパママを紹介するコーナーも用意。産休・育休中のママに向けた「LIFEつながり便」としても配信し、一時的に現場を離れている仲間ともつながりを維持し、メンバー同士のつながりを大切にした環境づくりを追求しています。

社内報の価値は、単なる情報の記録にとどまりません。一緒に働くメンバーに対して「あの人はあんな価値観を持っていたんだ」「今度声をかけてみよう」という新しいつながりのきっかけになっています。

9月からAmebaLIFEにジョインしたデザイナーの丸さんは、次のように語ってくれました。

AmebaLIFEに異動して初めて社内報を見たとき、まず自分を紹介していただいたことに驚きました。最初は自分の記事を確認するつもりが、気づけば他のコンテンツまで読んでしまうほど、自然と手が伸びる構成だと感じました。

表裏1枚で完結するシンプルさに、コーナーごとの個性を表現したデザインがぎゅっと集められていることで、ついあちこち目で追ってしまいます。コーヒーを飲みながら気づいたら最後まで目を通してしまっている。そんな「目を奪う」作りになっていること、その紙面を実現する編集部の取材力が感じられます。


コーナーの切り口が幅広く、最近だとワイン好きなメンバーの記事が印象的でした。趣味を知ることで親しみやすさも感じるし「こういうグラスから始めたらいい」みたいな、ちゃんとタメになる情報もあって読みごたえがありました。


人数の多い組織の中で、メンバーの人となりを知ろうとする取り組みはこれまでも目にしてきましたが、どこか形式的なものに落ち着いてしまうケースが多いです。編集部の熱心な取材が紙面のメリハリを生み、組織のリアルを感じられる素敵な社内報だと思いました。

趣味や価値観を知ることで生まれる親近感は、組織の風通しを良くする「雑談の種」として機能しています。


2025年6月のアンケートでは、6.9割のメンバーが「毎月見ている」と回答し、目標とする読了率7割に向けて着実に浸透している社内報。これからも、同じ組織で働く仲間同士のつながりを深める文化の施策として、大切に運用していければと考えています。

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