感謝で溢れる“Ameba20周年特設サイト”に込められた想い
サービス開始以来たくさんの方に支えられてきたAmebaブログは、今年で20周年を迎えました。その記念すべき年を盛り上げるべく、9月15日の周年当日には、読者からブロガーへの感謝の気持ちを綴った特設サイト「Thanks Message」が公開。今回は「Thanks Message」のプロジェクトを担当されたAmebaのPdM、大西絢子さんにLP開設までの道のりや、企画に込められた想いを伺いました。
登場人物MEMBER
- 大西 絢子
- サイバーエージェントに2020年新卒入社。 AmebaLIFE事業本部にて、エディタ関連の新機能開発、ブランド営業、Google Ad Managerを使ったブランド広告配信の開発などを経て、現在はブログ全般のプロダクトマネージャーとして従属。さらにAmeba 20thプロジェクト「Thanks Message」の担当をしています。
感謝の気持ちを綴った「Thanks Message」
――本日は、よろしくお願いします。Amebaは2024年9月15日で20周年を迎えました。周年イヤーを盛り上げるべく、様々な企画を計画されているそうですね。
大西さん:よろしくお願いします! はい、20周年は節目の年になるのでこれまでの周年よりも一層力を入れて企画を計画しています。私はその中の一つである「Thanks Message」の進行を担当しました。
――「Thanks Message」とは、どんな企画なのでしょうか?
大西さん:その名の通り感謝のメッセージを募集し、それを集約した特設サイトを作る企画です。種類は2つあって、第一弾ではAmebaの“読者からブロガーに感謝を綴る”もの、第二弾は逆に“ブロガーから読者に感謝を綴る”ものです。第一弾は周年当日である9月15日にリリースされました。
【第一弾で読者からブロガーへ贈られた、一部のメッセージ紹介】
■子育て中に落ち込んだときや疲れたときにブログを読むと、頑張ろう! と前向きな気持になれます!
■ランニングして苦しい時は〇〇さんのトレーニングブログを見て励みにしています!
■妊娠中の様子を発信してくれてありがとうございます!
――自分の生活と照らし合わせているメッセージが多いですね!
大西さん:ただ読者がブロガーに「ありがとう」と綴るのではなくて、ブログは読者にとって、どう生活の価値になっているかまで引き出したかったんです。募集フォームのメッセージ具体例はより詳細に明記し、読者に感謝の気持ちを詳しく書いていただけるよう、募集方法を工夫しました。
――ここまで濃い内容のメッセージを貰えると、ブロガーのみなさんは嬉しいですね。周年当日に、なぜこの企画をやろう思ったのでしょうか?
大西さん:一つの山場を作りたかったからです。20周年プロジェクトでは様々な取り組みを行っているのですが、その中でも周年当日の9月15日は、特に大きな盛り上がりが生まれる企画を実施したいと思っていました。入社してから今までも何回か、周年サイトの作成に携わってきましたが、とにかく20周年はこれまでよりも“特別感”があるものにしたい! と考えていましたね。
大西さん:何をやるのがいいのか……と頭を巡らせたときにまず、ブロガーと読者にこれまでのAmebaを振り返る機会を提供したいと思いました。ブロガーと読者がAmebaを振り返ったときにどんな想いが生まれるだろうと考え、ブロガーは読者に、読者はブロガーに、いつも生活を支えてもらっている“感謝”というものが一つのコンセプトになると思ったんです。SNSでの誹謗中傷が話題になっている昨今で、Amebaではそれとは逆の“感謝”が溢れる状態にしたいというのもあり「Thanks Message」の企画に決定しました。
――Ameba20年分の感謝を改めて振り返る企画でもあるのですね。この企画を通じてAmebaはどうなっていってほしいですか?
大西さん:あくまで20周年は通過点です。Amebaはこれからも長く続くサービスであってほしいと思っています。そしてAmebaの中の人だけでなく、ブロガー・読者と一緒にAmebaの将来を作っていきたいです。
――みんなで作っていくAmeba。素敵ですね。
簡単ではなかった特設サイト公開までの道のり
――たくさんの想いが込められた特設サイトですが、開設はスムーズにいきましたか?
大西さん:そこに関しては様々な苦労がありました。最初に20周年企画のプロジェクト担当が集まってキックオフ会をしたんです。そこで「Thanks Message」の企画実行は決まったのですが、まずそんなにメッセージが集められるのかという懸念が出て……。周年当日までは約1ヶ月。時間も限られていたので、急いでメッセージの収集方法を考えました。
――1ヶ月でリリースってすごくタイトですよね!?
大西さん:タイトでしたね。でも中途半端な企画内容で進行するより、開発の開始時期を遅らせてでも「ブロガー・読者が何をしたら喜ぶか」「どうしたら盛り上がるか」というところにこだわりたかったんです。
――メッセージ収集期間も短くなったと思いますが、数は集まりましたか……?
大西さん:それが1000件集まったらいいほうだと話していたのが、なんと2万6000件以上も集まったんですよ。
――2万6000件以上!? すごいですね。
大西さん:日頃からブログを見ていて、感謝を伝えたいブロガー・読者って結構いるなって思っていたんです。あとはどうやって募集するか。メッセージを募集する導線はいくつかあったのですが、読者が感謝の気持ちを伝えたいタイミングは、ブログを読んだ直後だと思ったので、一つは記事のすぐ下に募集フォーマットを設置しました。メッセージを送りたいときに適切なタイミングで送れたことで、2万6000件以上ものメッセージを集めることができたと思います。
――読者の気持ちになって考えた結果、想定の20倍ものメッセージを集められたのですね。PdMという立場で苦労したことはありましたか?
大西さん:一番は各所を連携させることに苦労しました。今回のプロジェクトはたくさんの方が関わってくれたので、PdMとして連携を密にすることが大切だったんです。まずそれぞれの案に対する認識のすり合わせをして、ある程度内容が固まってきたら、今度はエンジニアやデザイナーなど、現場の連携をしっかり行う。関わってくれる人全員に、20周年をお祝いしたいという気持ちになってもらえるようなコミュニケーションをとって、一緒に企画を遂行していきました。
――自分の専門分野ではないところも入られていたのですね。
大西さん:そうですね。CS、デザイナー、エンジニアなど様々な職種のメンバーに並行して進めてもらいながら、時には細かい設計の部分にも自分が入ったりしていました。進行状況を把握しておくことで、それぞれの温度感を落とさずにプロジェクトをまわしたかったんです。
常に中心となって進行することは、難度が高くもありましたが、同時にとてもやりがいもありました。協力いただいたみなさんには、本当に感謝です。
――プロジェクトメンバー全員の足並みが揃っていたからこそ、最短で最高なサイトがリリースできたのですね。
まだまだ続く!「Thanks Message」プロジェクト
――今後「Thanks Message」で予定している企画があれば教えてください。
大西さん:冒頭にもお話しした「Thanks Message」の第二弾、ブロガーから読者へ感謝のメッセージを綴ったものがリリース予定で、現在メッセージを集めている最中です。あとは、電車や駅構内の広告にメッセージを掲載することも計画しています。Amebaが感謝で溢れている状態をより多くのみなさんの目に留めていただきたいです。
――第二弾と駅・電車内広告、楽しみですね。最後になりますが、この「Thanks Message」はどんな方々に見てほしいですか?
大西さん:そうですね。20年続くインターネットのサービスってそう多くはないと思うんです。ブロガーの中には、過去に書いた自分の育児ブログを数年後に見たりする方もいるんですよね。あのとき、こんなに手間がかかっていた娘や息子が、すっかり大きくなって懐かしい……とか。なので、ブロガーや読者に「Thanks Message」見ていただいて、感謝の気持ちはもちろん、引き続き“安心感のあるサービス”を提供していくという旨を伝えられたら嬉しいです。
――この企画を通して、Amebaはこれからもたくさんの感謝が溢れ、ブロガーも読者も安心できるサービスであり続けたいですね。
大西さん:はい! これからも“長く続くサービス”を目指して頑張ります! 今日はありがとうございました!
20周年企画「Thanks Message」をチェック!
20周年プロジェクトの大きな山場だった「Thanks Message」。リリースには運営側の感謝の気持ちを伝えたいという深い想いや、苦労がありました。そんな「Thanks Message」の第二弾は10月にリリース予定! ぜひチェックしてみてください!