「育成には正解がない」新入社員が急成長できるAmebaならではのトレーナー文化とは

出演:松村 優里奈、宮中 翼 取材・執筆・撮影・デザイン:原 佑一 取材・執筆協力:加藤 由佳、青木 卓也、行武弘貴

  • 松村 優里奈
    2019年株式会社サイバーエージェントに新卒入社 入社後はAmebaの広告営業として総合代理店販路、クライアント直販での営業経験を経て、現在はCA代理店販路のマネージャーを務める。
  • 宮中 翼
    2021年4月サイバーエージェントに新卒入社 6月からAmeba事業本部の広告営業として配属され、現在はCA代理店本部向き合いの営業を担う。

「どんな環境で働くのだろう?」入社前の私はとても不安に感じていました。


…突然失礼いたしました。はじめまして、2021年度新卒入社の原 佑一と申します。私はこのような不安を持って入社したわけですが、ちょうど1年が経った今、大きな成長実感があります。


そんな私を支えてくれたのが、「トレーナー(先輩)/トレーニー(後輩)制度」です。この制度はAmebaの若手育成を目的としたもので、新入社員が入社してから1年間は、先輩社員が付いて見守るという制度です。


Amebaでは、新卒だけでなく中途入社の社員に対しても必ずトレーナーが付きます。またそのトレーナーに対しては、事業責任者が直々に育成をしています。


本日は、そんな「トレーナー/トレーニー制度」を深ぼるため、1年間トレーナー/トレーニーの関係であったお2人にインタビューをしてみました。


するとトレーニー(後輩)側の私には見えていなかった、トレーナー(先輩)側の思いが見えてきました。

『トレーニーが質問しづらい状況はあってはいけない。』

本日はよろしくお願いします。まずは、お互いの第一印象を教えてください。

宮中

笑顔で優しい印象ですね。ゆりなさんの動きを見て、1週間でリスペクトの気持ちが芽生えました。それから、何かあったらすぐに質問するようになりました。

第一印象は、変な子。
松村

私は「元気いっぱいの素直そうな新卒だな」と感じました。会社にハチマキを巻いてきたり、お調子者で「ちょっと変な子」という印象もありました(笑)。「盛り上げ役が適していそうだな」と思いました。

宮中

そんなこと思ってたんですか(笑)。

トレーナー/トレーニーの関係では、具体的にどういったことをするのですか?

松村

配属されてから半年ほどは、振り返りのミーティングを毎日おこなっていました。1日を振り返り、困ったことを解決して、翌日に備えられるようにします。現在は、週2〜3回くらいで実施しているよね。

毎日振り返りをしてください。
宮中

はい、最初は「毎日振り返りをしてください」と僕から申し出ました。「リモートではなく出社をしてほしい」というお願いもしていましたよね(笑)。実際に出社をしてもらったので、更にやる気につながりました。

ゆりなさんの負担にはならなかったのですか?

できるだけいつでも答えられるように。
松村

トレーニーを育てるのが私のミッションなので、負担にはなっていません。トレーニーが質問しづらい状況はあってはいけないと思っているので、できるだけいつでも答えられるように意識していました。

宮中

そうだったんですね…

『育成には正解がない。トレーニーに合わせて変えていく。』

コミュニケーションの方法はトレーニーに合わせて工夫しましたか?

松村

宮中は「目標が明確になっていると、勢いよく走り出せる」ことが特徴です。ただ、突っ走ってしまうので「方向性が合っているか」については、その都度振り返りで確認していました。

宮中

はじめは、テレアポで話す文章の1文から相談させてもらっていました。

入社して初の受注額0。
宮中

都度振り返りはしてもらってたのですが、失敗もしてきました。この1年での最大の失敗は、11月の受注額が0だったことです…。自分でできると思い込んで、細かいすり合わせをせずに進めてしまいました。でも、ゆりなさんに詰められたことがないんです。なぜ怒らなかったのですか?

松村

怒っても意味がないからね。一緒に失敗について向き合って、どこがずれているのか紐解いていきました。でもそこから見違えるように良くなったよね。

どのように解決策を見つけていったのですか?

松村

私はまだトレーナーとしての経験が浅いので、経験豊富な先輩に、トレーニーの育成の相談をさせてもらっていました。育成には正解がなく、トレーニーに合わせて変えていく必要があることを学びました。

宮中

そんなことまでしてくださっていたんですね。

明確にイメージできれば。
松村

宮中は、がむしゃらに頑張ることができる。だからこそ今やるべきことが、理想像に繋がっているように明確にイメージできた方がモチベーションにムラがなくなるのでは」と思いました。宮中には5年後の理想像があったので、そこから逆算するだけでした

宮中

僕は大学時代から、事業責任者になることが目標でした。

松村

ただその目標がふわっとしていたので、解像度を上げなければ今の仕事に繋がらないと感じました。だから目標の粒度をさらに細かく設定したよね。

1日単位でスケジュールを立てる。
宮中

はい。「2年目が終わるまでにマネージャーになって、5年目までに事業責任者になる」という目標を立てました。そうすることで、1年後に目指すべきゴールに対しての現在地がわかったので、1日単位でスケジュールを立てることができています

『これからは「頼もしい相棒」として一緒に頑張りたい。』

 1年間で成長したポイントはありますか?

宮中

仕事に臨むスタンスが変わりました。入社当時は勢いはありましたが、できないことを後回しにしていました。今は、仕事1つ1つに対して強度を決めてやり切れるようになりました。

松村

それもゴールが明確になったからだね。

最後に、お互いの尊敬するところはどこですか?

宮中

「営業は運にも左右される。でもそれは日々の”正しい”努力を怠らずに向き合えている人だけが言ってもいいセリフ」という言葉が印象に残っています。ゆりなさんはその上で実行するところがすごいと思います。

松村

ありがとう(笑)。宮中はやっぱり、道筋が見えたときや「これだ」と思ったときの推進力だね。妄想する力があるので、実現の可能性とリアリティを出していくとさらに良さが伸びそうな気がします。

トレーナー/トレーニーの関係はもうすぐ終わりですが、今後はどんな関係でいたいですか?

これからは「相棒」として。
松村

今後も同じチームなので、これからは「頼もしい相棒」として戦略や新しいメニューの提案などを作っていきたいと思っています。

宮中

もちろんです!僕はゆりなさんのように、人を育てられるような人間になりたいと思っています。これまで教えてもらったことを後輩に引き継いでいきます!

インタビューを通じて、Amebaには共通して「トレーナー(先輩)はトレーニー(後輩)に対して、強要するのではなく“一緒に向き合う文化”」があることがわかりました。私自身この1年、トレーナー(先輩)の存在に成長が後押しされました。


私も宮中くん同様、受けた恩を後輩に受け継いでいければと思います!最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • 出演松村 優里奈、宮中 翼
  • 取材・執筆・撮影・デザイン原 佑一
  • 取材・執筆協力加藤 由佳、青木 卓也、行武弘貴

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