継続購入に効果も!ブロガーの熱量が魅力のアンバサダー施策

月間およそ2900万人が利用する国内最大級のブログメディア、Ameba。そんなAmebaのブロガーの中からアンバサダーを数名任命し、ブログ投稿を通じて質の高い情報発信ができるのが、Ameba Meister(マイスター) アンバサダーマーケティングプログラム(以下、アンバサダー施策)です。 今回は、株式会社ピュールでスカルプ&ヘアケアブランド「wicot(ウィコット)」を担当する酒井さんにAmeba Meisterアンバサダー施策をご実施いただいた決め手や、施策を行ってみて感じた効果などを伺っていきます。聞き手は、Amebaの川邊です。

  • 酒井楓
    2021年に株式会社ピュールに入社。商品企画課に所属し、自社ブランドの商品企画・開発の仕事を経て、現在はブランド戦略課にて商品企画のほかに「wicot」のブランドマネージャーを担当している。
  • 川邊耕平
    2022年サイバーエージェントに中途入社。Amebaのメディア広告営業チームの総合代理店・広告主向き合いを行っている。
【Ameba Meister アンバサダーマーケティングプログラム】
Ameba Meister(※1)の中から、商品をPRするアンバサダーを任命。アンバサダーは工場見学や座談会といった企業イベントに参加し、企業側とコミュニケーションを築くことで、商品理解を深めブランド自体のファンになり、ブログやSNSで質の高い情報発信が可能に。

Amebaでは2023年8月、企業へのマーケティングソリューションを企画・提案する「Amebaママ・マーケティングセンター」を新設。Amebaが展開するあらゆるサービスのプロデューサーが、企業ごとにベストなマーケティングソリューションを提案しており、今回のアンバサダー施策も「Amebaママ・マーケティングセンター」より提供された。
 
※1 Amebaブログのページビュー数が月間1000PV以上かつ、Xのフォロワーが100名以上のAmebaの女性ブロガー

商品の継続購入という課題

川邊:今日はお話しいただき、ありがとうございます。まずは、Ameba Meister アンバサダー施策でPRさせていただいた「wicot」について、どんな商品か教えてください。

 

酒井さん:「wicot」は、“わたしの髪に、いいこと。”をテーマに展開している、スカルプとヘアケアのブランドです。全ての商品がCOSMOSオーガニック認証(※2)とVEGAN認証(※3)取得しています。Ameba Meisterアンバサダー施策で取り扱った、ブランドのメイン商品「wicot薬用スカルプセラム」は、育毛剤の効能効果があります。


※2 ヨーロッパ・国際標準として制定されたオーガニック・ナチュラル化粧品認証基準

※3 認証機関が商品を審査することで「動物性由来のものを使わないヴィーガン商品」と保証するもの

川邊:育毛剤でオーガニックは珍しいですね。

 

酒井さん:そうなんです。顔や他の部位の肌と比べてデリケートな頭皮を傷つけない、信頼できる商品と位置付けるため、厳しい基準を乗り越えてでも、オーガニックにはこだわりたいと考えていました。そうして「wicot 薬用スカルプセラム」は育毛剤において、日本初(※4)のCOSMOSオーガニック認証を取得しました。育毛剤は抜け毛や薄毛を実感してから使い始める方が多いですが、早いうちから抜け毛の予防として使っていただきたいと思っています。


突然ですが、川邊さんはスキンケアをされていますか?

 

※4 2022年4月時点、COSMOS認証の化粧品において、日本企業が展開する育毛剤(医薬部外品)がまだ存在しないことをCOSMOS認証の登録サイトより確認。調査機関:TPCマーケティングリサーチ株式会社


川邊:はい。こう見えてしっかりケアしています。

 

酒井さん:何歳からケアを始めましたか?

 

川邊:覚えてないですね~。

 

酒井さん:そうですよね。「wicot」は頭皮ケアやスカルプケアも、スキンケアと同じように当たり前の習慣になっていくことを目指して開発しました。毎日手に取っていただけるよう、デザインは英文字のロゴを縦に配置してオシャレに見せたり、コロンとしてかわいいシルエットにしたり、洗面所に置いてあっても恥ずかしくない見た目にこだわったんです。

川邊:これなら毎日使いたくなりますね。ブランドの歴史はどれくらいですか?

 

酒井さん:立ち上げは2022年7月と、歴史はまだ浅いです。立ち上げ時は、メインターゲットの30代後半~50代の女性に「wicot」を、スキンケアと同じように使ってもうらにはどうしたらいいか、漠然と考えていました。

 

川邊:様々なプロモーションを考えられてたと思いますが、どういうPRの方向性になったのでしょう?

 

酒井さん:まずは育毛剤を、抜け毛や薄毛の“予防”として使用する大切さを広めたいと考え、Instagramを中心としたインフルエンサーマーケティングを行いました。ある一定までは商品を試してもらえたのですが、抜け毛や薄毛の悩みが顕在化してないのに加え、効果は1日や2日で出るものではないので、使い続けてもらうことが難しかったです。いかに継続してもらえるかが、課題となっていきました。

Ameba Meister アンバサダー施策を選んだ理由

川邊:Instagramを中心としてプロモーションを行われていた中で、Ameba Meister アンバサダー施策をご選択いただいた理由を教えてください。


酒井さん:「wicot薬用スカルプセラム」を購入いただいた方の継続率がなかなか伸びない中で、Ameba Meister アンバサダー施策は、ブロガーさんたちに長期的かつ、リアルな視点で伝えてもらうことができるのが一番の決め手でした。


ブロガーさんたちが半年間「wicot 薬用スカルプセラム」を使い続けてくれればプラスとマイナス、両方の面で率直な意見が聞けると思ったんですね。そこで出た声は、今後の広報活動にも活かせると考えました。


川邊:メディア相性という観点ではいかがでしたでしょうか?


酒井さん:まさに、ママをターゲットにしたプロモーション方針に切り替えようとしていたタイミングだったので、子育て世代のユーザーが多いAmebaはぴったりでした。


酒井さん:当時、調査を通じて髪悩みは30代後半に大きく変化する、そしてそれは、加齢だけではなく「出産」をきっかけに起こることが多いということが見えてきました。そこで「wicot薬用スカルプセラム」の効果効能の一つである“産後の抜け毛に対する効果”を打ち出すことで商品購入の継続率も向上するのではないか?と考えました。


産後の抜け毛は加齢ではなく、ホルモンバランスの変化で起こるものです。加齢による抜け毛の前に、自分の髪の毛が抜ける経験をしたママなら、商品の必要性を理解してもらえると感じたんです。


川邊:新たなターゲット層が生まれたんですね。


酒井さん:はい。そこからプロモーションターゲットをママに変更し、どんな広告をうつか検討していたときにAmebaの営業さんから、いろいろとプランをご提案いただきました。提案を聞いて、Amebaブログはママが大勢いるとのことで、まさに狙いたいターゲット層と一致していたんです。


川邊:Amebaブログは2人に1人のママにご活用いただいているので、お力添えできることがあるのではないかと、ご提案させていただきました。


こんなに驚いて、感動してくれる!? 施策で触れ合って感じたアンバサダー熱量

川邊:ピュール様には、Ameba Meister アンバサダー施策を2度ご実施いただきました。実際に行ってみて、効果はいかがでしたか?

 

酒井さん:数字の面で、一番顕著に出たのが継続率です。定期購入の継続率が、他の広告媒体に比べて10ポイント以上高い結果になりました。施策を終えた今でも継続率は、高い水準を維持しています。

 

この結果は、アンバサダーのみなさんが半年間「wicot 薬用スカルプセラム」をリアルに使っている様子を見た読者のみなさんが、自分もしばらく試してみようと思ってもらえたためだと考えています。

 

川邊:ブロガーの等身大の情報に触れた方に“自分ごと化”させることもブログの特徴ですから、まさにブログならでの結果だったことを含め、課題の継続率アップにお力添えできて嬉しいです。


Ameba Meister アンバサダー施策は、単に商品を渡して、感想を発信してもらうだけではなく、工場見学や座談会などを行って、アンバサダーとの交流も深めてもらうもポイントのひとつです。実際にアンバサダーのみなさんと接してみていかがでしたか?

酒井さん:アンバサダーのみなさんが工場見学の際に、私たちの発言や工場の構造などひとつひとつのことに感動してくれて驚きました。アンバサダーの方から「工場のこだわりをみて、wicotが安心安全の徹底をしていることが知れてよかった」と、その場で言葉をいただいたり、1日の出来事を5つものブログに分けて熱く語ってくれたり……工場見学に参加した弊社のメンバー全員、こんなに感動してもらえるとは思っていなかったので、実施してよかったです。

 

見学当日は、工場内部ではメモができない状況だったのですが、そんな中でもアンバサダーのみなさんが、かなりの量のブログを書いてくだっていました。見学の内容をすごく熱心に吸収してくれたのだと感じ、嬉しかったですね。

 

川邊:ピュールのみなさまも、アンバサダーのみなさんと真摯に向き合ってくださったことで、そういった行動を起こしてくれたのだと思います。半年間、アンバサダーのみなさんが投稿する「wicot 薬用スカルプセラム」のブログを見て、どう感じましたか?

 

酒井さん:本当に商品のよさを理解してくださっている方ばかりで、ブランドの想い、商品のこだわりなどを私たちに変わって発信し続けてくれたのは嬉しかったです。

酒井さん:また「育毛剤を使った効果は数日ではわからない」点もリアルにお伝えいただきました。1回ではなく半年間使っていただいたアンバサダーのみなさんからの発信は、より信憑性が増すものになっていると感じます。

 

川邊:実際に体験した消費者のリアルな声は、信頼感がありますよね。投稿前とくらべて印象が変わったことはありましたか?

 

酒井さん:この施策はブログ投稿が強制ではなかったので、本当に投稿してくれるのだろうか……という不安が最初にありました。目安として、半年で4回投稿してくれればいいほうだと伺っていたのですが、結果として4回を遥かに超える数のブログ投稿をしていただいたんです。アンバサダーのみなさんが、こんなに熱い気持ちを持って向き合ってくれるのだと感じ、印象が変わりましたね。

川邊:施策の合間で工場見学や座談会を行っていただいたことが、アンバサダーのみなさんの熱量キープにつながったと思います。Amebaのメディアとしては、どんな印象を持たれましたか?

 

酒井さん:Amebaのご担当者様とブロガーさんの距離がとても近いと感じました。Amebaのご担当者様からブロガーさんに今どんな連絡しているかや、どんな回答が来ているかを見させていただいたのですが、お互いをすごく信頼していることが伝わってきましたね。

 

川邊:ブロガーさんたちに向き合っているAmebaのチームは、自身もママの方が多くいるので、そこも運営とブロガーという関係以上のものがあったのかもしれませんね。

Amebaと「wicot」のこれから

川邊:「wicot」は今後消費者にとって、どういうものになりたいですか?

 

酒井さん:育毛剤がスキンケアのように早くから習慣化されるには、まだまだハードルがあります。シミが気になったら美白の化粧品を使う感覚と同じくらい、育毛剤が抜け毛予防として当たり前になると嬉しいですし「wicot」がそのきっかけ作りをしていきたいです。

 

川邊:「wicot」のブランドを大きくしていくことも重要になりそうですね。その上で、Amebaに期待することはありますか?

 

酒井さん:工場見学や座談会があったことで、アンバサダーのみなさんが商品について、熱量高く発信をしてくださったと感じています。一方で、スケジュールの都合や工場に入れる人数が限られている関係で、リアルでコミュニケーションを取れなかった方もいらっしゃいました。より多くの方と交流できるよう、オフラインイベントがより気軽かつ、大きい規模でできるといいと思います。

 

川邊:施策を通じて、対面で話すことの大切さを僕も感じました。

 

酒井さん:実際にお会いすると、アンバサダーのみなさんとの距離が一気に縮まる気がしますしね。工場見学に参加いただいた方が、後日「wicot」も出展した大阪の催事に来てくれたこともありました。「wicot」のスタッフは誰が行くかは告知していなかったんですが、その方は「もしかしたら、酒井さんがいるかもしれないと思ってきました!」とお越しいただいたんです。

 

川邊:それは嬉しいですね!

酒井さん:嬉しかったですね。そういう出来事もあり、オフラインで交流できる機会が増えると、お互いに熱量を持って接することができるのかなと思いました。リアルでお会いできたことの気づきは大きなものだったので、この施策ではとてもいい経験をさせていただきました。

 

川邊:素敵なお言葉をありがとうございます。これからも「wicot」のブランドがますます拡大できるよう、お力添えしていきますので、今後ともよろしくお願いします!

 

酒井さん:ありがとうございます。これからもご協力、よろしくお願いします!

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