組織成果の最大化がミッション Ameba LIFEのEMとは

AmebaLIFE事業本部で行われているエンジニアリングマネージメントについて、EMの三木に聞きました。

著者:三木 俊作 撮影:和田 佳大 クリエイティブ:茂木 栞 プロデュース:原 一成

  • 三木 俊作
    2017年に中途入社。AmebaアプリiOSの開発リーダーを経てAmebaLIFE事業本部のEMとなり、Amebaアプリ、Amebaマンガのネイティブエンジニアのマネージメントを主に担当している。

AmebaLIFEってなに?

ーーー AmebaLIFE事業本部とはなんですか

AmebaLIFE事業本部では、Amebaブログ、Amebaマンガ、ピグ、ドットマネーなど、多数のプロダクトの運営を手掛けています。


Ameba LIFEは、Amebaブランドとそのアセットを活用し、事業部内で新たな事業を立ち上げ、運営する多角化事業を展開しています。この多角化事業により、BtoB、BtoCの両方を対象とした幅広い事業展開を行い、さまざまなユーザー層にプロダクトを提供しています。


そのAmebaは今年で20周年を迎えます。この節目に向けて、多数の取り組みを進めています。

ーーー Ameba LIFEでの経歴を教えてください

2017年にiOSエンジニアとして入社し、Amebaアプリのブログ閲覧機能のネイティブ化、アプリデザインの刷新、認証機構の改新などを担当しました。その間、iOSチームのチームリーダーも務めていました。現在は、AmebaLIFE事業本部のエンジニアリングマネージャー(以下、EM)として、各プロダクトのEMと一緒に事業部内のエンジニアマネージメントを行っています。主に、AmebaブログとAmebaマンガのネイティブエンジニアのマネージメントを担当しています。

なぜEM?

ーーー なぜ今、EMが必要なのですか

2023年の10月にサイバーエージェント全体のキャリアの定義にEM職が追加されました。

各事業の成長やプロダクトの品質向上を支えるエンジニア組織を形成するために、組織開発を担える人材の需要が増しています。これまでEMがいなかったわけではありません。EMと同等の役割を果たしているエンジニアは多く存在していました。しかし、サイバーエージェントとして明確なキャリア定義が存在していなかったため、具体的な職務や責任が曖昧でした。今、キャリアの定義が明確になったからこそ、EMの必要性を再認識し、その育成や採用に力を注ぎたいと考えています。


ーーー AmebaLIFEにおけるEMとは何をする人ですか

「マネージメント」という言葉を聞くと、1対1の会話や評価・査定などの人事マネージメントを最初に思い浮かべる方も少なくないと思います。それらも確かにマネージメントの一部として重要ですが、Ameba LIFEにおけるEMの役割は、システムと組織の両面をマネージメントし、組織成果を最大化することに責任を持つポジションと捉えています。


経営方針や各事業の戦略を基盤に、それらを実現するためのシステム上の課題解決、新技術への投資計画、技術戦略の立案と推進、組織内のマネージメント課題の発見と解決、人材育成計画の設計などを行います。つまり、中期的に見たエンジニア組織やシステムの理想的な状態を描き、それを実現することが主な任務と考えています。プロダクトや事業に対しては、エンジニアリングを通じた貢献は当然ありますが、プロダクトマネージャー(PdM)のような役割を兼任することはありません。主なミッションは、専門領域における技術と組織のマネージメントになります。


ーーー Ameba LIFEのEMのキャリアパスはどのように設定されていますか

現在、Ameba LIFEでは、全てのEM(エンジニアリングマネージャー)が各職域(フロントエンド、サーバーサイド、ネイティブ等)でテックリードまたは同等の役割を果たしてきたメンバーで構成されています。彼らは、まず一つの開発チームを技術的にリードできるスキルを磨き、その基礎の上でEMとしてのキャリアをスタートさせました。自分が専門とする技術領域でリードでき、少数の開発チームを管理できるようになると、次のキャリアパスについて考え始める人も多いでしょう。Ameba LIFEのEMは、マネージメントだけでなく技術と組織の両方を見ることができるエンジニアとしての専門性をベースとした職種です。そのため、テックリードからEMへと進む人が多いイメージです。


私の経験では、iOSエンジニアとしてチームに参加した後、チームリーダーとしてメンバーのマネジメントを行いつつ、テックリードに近い役割を果たしてアプリのリアーキテクチャを推進しました。また、DevOpsチームを設立し、アプリの品質と生産性を可視化する仕組みを構築しました。職務の範囲はiOSからAndroidを含むネイティブチームに広がり、アプリ全体の技術戦略の立案と推進、開発チームのマネージメントラインの構築、次世代リーダーの育成、採用などを行いました。これらの経験が、現在のEMというキャリアパスへと自然に繋がっていきました。

インタビューに答える三木

どういうことをやる?

ーーー Ameba LIFEのエンジニア組織のチーム規模や文化はどのようなものなのでしょうか

Ameba LIFEでは、さまざまなドメインの事業が存在し、それぞれの事業におけるエンジニア組織の構成も多様です。例えば、Amebaブログでは、エンジニアが約40名在籍しており、フロントエンド、ネイティブ、バックエンドそれぞれのチームが10数名以上の規模を持っています。チームの規模や文化は事業ごとに異なるため、EMは、チーム規模によるマネージメント方法の違いや、文化によるコミュニケーションスタイルの違いなどに柔軟に対応し、適応していく必要があります。


ーーー EMとしてのミッションはどのようなものがあるのでしょうか

EMとしてのミッションはシステムと組織の両面をマネージメントし、組織成果を最大化することだと考えています。具体的なミッションや具体的な行動指針が細かく定められているわけではありません。むしろ、主体的に組織やシステムに向き合い、ミッションを自ら設定し、組織を動かしながら結果を出すことが求められています。


ーーー EMとして今後のキャリアイメージはどのようなものですか

サイバーエージェント全体のEM職のキャリアイメージでも話されていますが、マネージメント専任の人を増やすイメージはありません。ここまでお話してきた通り、システムと組織の両面から成果を生み出すための戦略を立て、それを実行できるような職種として位置づけています。EMとしてのキャリアパスは、マネージメントする組織の範囲を広げたり、対象とする組織やシステムの規模を拡大することにより、自身のキャリア成長を達成するという形を想定しています。

1on1をする三木

最後に

Ameba LIFEでは、エンジニアリングマネージメントに興味がある、またはその分野に挑戦してみたいというキャリア志向の方を歓迎しています。テックリードや開発リーダーなどの役職で経験を積んできた方が、次のキャリアステップを考える際に、これまでの経験と実績を活かして進むことが可能です。組織開発や横断的なエンジニアリングマネージメントを通じて、事業を支えるエンジニア組織の構築に一緒に取り組む環境がここにあります。もし少しでも興味がある方は、ぜひ一度お話ししてみませんか。

腕を組む三木
  • 著者三木 俊作
  • 撮影和田 佳大
  • クリエイティブ茂木 栞
  • プロデュース原 一成

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